局地戦闘機紫電改(紫電二一型)
たまたま入った書店で見かけたのが、例の”日本陸海軍機大百科”の第6号。何と私の好きな紫電改の登場ではありませんか。零戦に続いて衝動買いです。
この紫電改、正式には紫電二一型と呼ばれる旧日本海軍の局地戦闘機。
ご存じのようにフロートの付いた水上機「強風」→陸上機の「紫電」(エンジンも"火星"から"誉"に変更)→「紫電改」(中翼から低翼へ変更)という変遷をたどった個性的な機体です。元々は水上機の「強風」ですが、結果的にほぼ全面的な再設計になった戦闘機だといえます。
技術的には世界初と思われる、水銀式センサーを使った自動空戦フラップが特徴ですね。
4トンを越える大型機なので、旋回性能を向上させるために採用されたアイデアですが、マガジンによるとこのフラップの効果で戦果を挙げた、という回想記述はほとんど無いそうです。ちょっと意外。
ちなみに昔テレビCMでよく流れていた育毛剤の”紫電改”は、研究者の方がこの紫電改のファンだったところからネーミングされたとのこと。
◇紫電改こと紫電二一型。固定兵装は20mm機銃×4。機体形状もそうだが零戦とは増槽の形状や取り付け方も異なる。陸軍機の疾風などにも搭載された誉エンジンはハイスペックだが、実用性に難があった。マガジンにはスケールが記載されていないようだが、恐らく1/87スケール。
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