書籍・雑誌

NHK将棋講座テキスト4月号

最近最高気温はプラスになり雪融けもすすみます。

恒例のNHK将棋講座テキストの掲載内容の紹介です。

新年度ということもあり、今月号からはフルモデルチェンジですね。表紙を見ても以前とはまるで別の雑誌のような印象です。

将棋講座テキスト4月号「阿久津主税の中盤感覚をみがこう」

○Lesson1:対抗形の基本 四間飛車との戦い

・さばく?ためる!居飛車の早仕掛け・・4月4日放送
・破壊力抜群☆棒銀戦・・・・・・・・・・・・・4月11日放送
・囲って強襲!!居飛車穴熊・・・・・・・・4月18日放送
・天敵!藤井システム封じの秘策♡・・・4月25日放送

いよいよ4月からは阿久津七段の新講座が始まります。今月のテーマではなくLesson1となってますね。4月は『対抗形の基本 四間飛車との戦い』。ちなみに☆や♡はテキストの表示に従っています。 アシスタントはNHK杯戦の読み上げでおなじみの安食女流初段。安食さん、読み上げ10年とのことでいつの間にかベテランですね。

どんな講座になるか乞うご期待。

体裁も内容も大幅に変わった4月号ですが、新連載が2本登場。「NHK杯バックステージ拝見!」(安食女流初段)と「NHK杯・片上ファイル NHK杯出場棋士名鑑」(片上六段)。

前者は放送の舞台裏などの解説。後者は掲載対局者の棋風・戦績などの紹介となっています。あと及川拓馬四段による「詰将棋はじめの一手」が新連載となっています。

カラー口絵と表紙は囲碁棋士の梅沢由香里五段と矢内女王。駒落ち対局ですね。インタビュー記事に登場するのは、上記の阿久津七段と安食女流初段。

そして掲載されている放送の追加情報は下記の通り。

・第59回NHK杯決勝戦 3月21日(日)午前10時25分~11時54分
・第60回NHK杯出場女流棋士決定戦 3月28日(日)午前10時5分~11時54分
(なお3月28日の将棋講座、NHK杯の放送は休止。)

・決定!こども将棋名人 第35回小学生将棋名人戦 4月18日(日)午後3時~4時59分
昨年は羽生三冠が解説者でしたが今年はどうなるでしょう。

Kouza1004 ◇将棋講座テキスト2010年4月号。表紙はおなじみの矢内理絵子女王と囲碁棋士の梅沢由香里五段。囲碁棋士は女流とは呼ばないようです。別冊付録は将棋ビギナーズ”駒のチカラを知ろう”。こちらも完全にフルモデルチェンジで駒の動かし方からの解説。

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書店で中村主水のDVDマガジンに出会う

たまたま市内の書店を覗いたら、DVDマガジンで必殺仕事人の中村主水(もんど)編が置いてありました。

必殺シリーズの中村主水と言えば、ご存じのように去る2月17日に亡くなった俳優、藤田まことさんの当たり役。藤田さんは他にも刑事ものや剣客シリーズでも人気がありましたが、私の場合藤田さんと言えば、何と言ってもてなもんや三度笠とこの必殺の中村主水。思い入れがあるので迷わず購入。

必殺シリーズを代表するキャラクターであるこの中村主水、実は他の役者さんに断られて藤田さんに回って来た役だそうです。これが長期間に渡って藤田さんの当たり役になるのですから面白い。

先日ラジオで舞台俳優でもある藤田さんの生前のインタビューを偶然聞きました。印象に残ったのは「楽屋というのは飲食店で言えば厨房。お客様に提供するサービスの準備をする所です。ある女優さんが楽屋で寝てらっしゃいましたが、お休みになるなら家で休息されれば良いのです。以来私はその女優さんとのお仕事はお断りしています。」というようなお話し。

必殺仕置人の時も休日でも撮影所に足を運んだといいます。真摯な方だったんですね。惜しい役者さんを亡くしました。

Mondo1 ◇必殺DVDマガジンの壱はご存じ中村主水。収録されているのは主水初登場の第一話と佐渡に渡る第二十一話の2本。発行は講談社。

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「永世竜王への軌跡」で逆襲の新手を確認

3月7日放送予定の将棋講座、『逆襲の新手!!後手矢倉』で平成20年度の竜王戦での渡辺竜王の新手が紹介されると投稿しました。

手元にある竜王の自戦記「永世竜王への軌跡」を改めて確認。営業妨害になっては困るので詳細は書きませんが、確かに”誰にも言わず温めていた新手。”と記述されており、”急戦矢倉の新手が奏功”となったようです。

いやぁ、意外なところで「永世竜王への軌跡」が参考になりました。

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NHK将棋講座テキスト3月号

今日は断続的な降雪。まだまだ寒い毎日が続きますね。

恒例のNHK将棋講座テキストの掲載内容の紹介です。

将棋講座テキスト3月号「先崎学のすぐわかる現代将棋」

○今月のテーマ:とっておき!!最新戦法

・逆襲の新手!!後手矢倉・・・・・・・・  3月7日放送
・復活!!進化?角換わり腰掛け銀・・3月14日放送
・気持ちよく暴れる!?新早石田・・・・・3月21日放送

先崎学八段による将棋講座もいよいよ最終月。3月のテーマは『とっておき!!最新戦法』。オムニバス形式によるものですが、「逆襲の新手!!後手矢倉」は平成20年の竜王戦七番勝負で指された渡辺竜王の新手がテーマとなっていますね。

注目の4月からの将棋講座ですが「阿久津主税の中盤感覚をみがこう」だそうです。阿久津七段の講座も楽しみですが、アシスタントは誰になるのか・・・。こちらも楽しみです。

カラー口絵とインタビュー記事に登場するのは、元旦に放送された例の「新春お好み将棋対局」の東西若手棋士の面々。矢内女王と安食女流初段の和服姿もアップで掲載されています。

そして掲載されている3月前半のNHK杯戦の放送予定は以下の通り。

3月 7日  渡辺明竜王-糸谷哲郎五段(解説:阿久津主税七段)
3月14日 羽生・山崎戦の勝者-丸山・三浦戦の勝者(解説:青野照市九段)

なお3月28日の将棋講座、NHK杯の放送は休止。同日は10:05~11:54に「第60回NHK杯出場女流棋士決定戦」の放送予定となっています。

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◇将棋講座テキスト2010年3月号。表紙は和服姿の里見香奈女流二冠と上田初美女流二段。さすがに華やかな印象。別冊付録は”なるほど現代将棋(先崎学八段)”。半年分の講座のおさらいになっている。

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デアゴスティーニ社の文庫本?

今日は真冬日でしたが、幹線道路の路面の雪は溶けてビショビショ。車は泥んこですね。

今日、ふと我が家の本棚にある文庫本を何気なく見たら、「デアゴスティーニ」の文字があります。

えっ、家にあるデアゴスティーニ社さんの書籍は週刊ロボザックだけのはず・・・と思って改めて確認。

文庫本のタイトルは”最強のジェット戦闘機-世界の航空機1-”でデアゴスティーニ編となってます。発行は2003年。どうやらロボザックを組み立て始めるより、かなり前に入手したものですね。実はこの本、以前デアゴスティーニ社さんから分冊で発行されていた「週刊ワールド・エアクラフト」から機種を選択し、内容を抜粋したものとのことです。

世界各国の戦闘機が紹介されているのはもちろん、実際にはB-52やA-10(ターミネーター4にも登場していましたね)などの爆撃機や攻撃機も登場するのですが、予想外なところでデアゴスティーニ社さんの名前に出会い、驚きました。

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◇発行は講談社(+α文庫)。表紙の写真はご存じ、可変後退翼を持つ米海軍のF-14トムキャット。既に退役済みの戦闘機だ。

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NHK将棋講座テキスト2月号

先週の週末は雪かきに追われました。いよいよ本格的な積雪シーズンですね。

恒例のNHK将棋講座テキストの掲載内容の紹介です。

将棋講座テキスト2月号「先崎学のすぐわかる現代将棋」

○今月のテーマ:最新戦法 どんと来い!!

・中飛車党なら初手5六歩!!・・・・・・・・ 2月7日放送
・どうなる!?ゴキゲンVS居飛車穴熊・・・2月14日放送
・急戦と穴熊?両面作戦をねらえ!・・・・・2月21日放送
・組ませて勝負!?穴熊VS四間飛車・・・ 2月28日放送

先崎学八段による将棋講座の2月のテーマは『最新戦法 どんと来い!!』。残り2か月はオムニバス形式による解説だそうです。

カラー口絵とインタビュー記事に登場するのは、本テキストでも連載記事を書かれている久保利明棋王。原稿は携帯電話で作成されているとのこと。さらに口絵には昨年11月7日の将棋の日のイベントと11月15日の「棋士会将棋フェスティバル2009in東京」の写真も掲載されています。渡辺竜王の揮毫シーンも写っているようですね。

興味深いのは連載の「深浦康市・小伝」。深浦王位はなんとタイトル戦で初手9六歩を指したことがあるそうで、少し前に永世十四級さんとたまたまこの話になったばかりなので、ちょっと驚きました。

そして掲載されている2月前半のNHK杯戦の放送予定は以下の通り。

2月 7日  深浦康市王位-渡辺・久保戦の勝者(解説:橋本崇載七段)
2月14日 森内俊之九段-鈴木・糸谷戦の勝者(解説:杉本昌隆七段)

トーナメントもいよいよ大詰め。ベスト4をかけての対局ですね。

Kouza1002  ◇将棋講座テキスト2月号。表紙は久保利明棋王。背景は西の法隆寺と言われる出身地の加古川市にある鶴林寺の三重塔。別冊付録は”なるほど棒銀戦法(中井広恵女流六段)”。

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NHK杯テレビ将棋トーナメント1月の放送予定

将棋ネタが続きますが月末恒例のNHK杯戦の放送予定1月分です。

ソースは将棋講座テキストと「月刊テレビナビ」。

日付

対局者

解説

1/ 10 真田真隆 九段-山崎隆之 七段 野月浩貴 七段
1/ 17 羽生善治 NHK杯-先崎学八段 森下 卓 九段
1 /24 鈴木大介 八段-糸谷哲郎 五段 片上大輔 六段
1 /31 渡辺明 竜王-久保利明 棋王 井上慶太 八段

いよいよNHK杯戦も佳境に入ってきますが、個人的に楽しみなのは1月31日放送予定の渡辺竜王対久保棋王のタイトルホルダー同士の対局です。竜王にとって相性の良くない棋王との対局ははたしてどのような展開になるのか。解説者も福崎九段と並ぶ関西解説の雄、井上八段ということでこちらも楽しみ。

なお1月3日はNHK杯戦の放送は無く、1月1日(金)元旦の午後0時~午後2時には新春お好み将棋対局 「次の将棋界をになう!東西若手対抗戦」の予定となっています。出演は橋本崇載七段、中村太地四段、上田初美女流二段、山崎隆之七段、豊島将之五段ほかとのこと。

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NHK将棋講座テキストを眺めて気付いたこと

最近毎月紹介させて頂いているNHK将棋講座テキストですが、以前から気付いていた点を二つほど書きます。

○4月号から将棋講座のページがモノクロになった。

 昔から購読されている方はとっくにお気付きのことと思いますが。’09年3月号の将棋講座(この時は「森下卓の相居飛車をマスターしよう」でした)と目次・詰め将棋のページは三色刷でしたが、4月号からモノクロ印刷になってしまいました。これはコストダウンの意図がもろに表れている部分ですね。ちょっと残念。

○「先崎学のすぐわかる現代将棋」には講座共同執筆者がいない?

’09年放送の将棋講座でいうと「森下卓の相居飛車をマスターしよう」と「橋本崇載の受けのテクニック教えます」では目次の隅にごく小さな字で講座共同執筆者の名前が記載されていました。ところが現在放送中の「先崎学のすぐわかる現代将棋」ではその記載がありません。

と思ってテーマページを開いて出演者の写真下にある北尾女流初段のプロフィールを見ると、”聞き手・執筆協力”となっていますね。先崎八段はもともと雑誌に連載記事を書かれている方ですし、北尾さん(ご主人は片上大輔六段)も観戦記などを書かれている実績があるわけで、執筆の方も番組進行同様二人三脚ということでしょうか。

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NHK将棋講座テキスト1月号

当地ではまだほとんど積雪はないのですが、今週は連日の真冬日。とにかく寒いです。

恒例のNHK将棋講座テキストに掲載されている内容の紹介です。

将棋講座テキスト1月号「先崎学のすぐわかる現代将棋」

○今月のテーマ:よみがえる!?石田流三間飛車

・大復活!!仕掛けのナゾ?・・・・・・・1月10日放送
・石田流崩しの新対策!?・・・・・・・・・1月17日放送
・棒金戦法は怖くない!?・・・・・・・・・・1月24日放送
・こんなのあり!?2手目3二飛!・・・1月31日放送

先崎学八段による将棋講座の1月のテーマは『よみがえる!?石田流三間飛車』。石田流は急戦・持久戦、2つのタイプがあるそうですが特に振り飛車党の方は要注目でしょうか。ちなみに年が明けて2・3月のテーマは『現代将棋アラカルト』とのこと。

カラー口絵とインタビュー記事に登場するのはご存じ、深浦王位。毎号の連載記事「深浦康市・小伝」でもおなじみですね。

ちょっと驚かされたのはカラー口絵の二番目の特別企画「ボクシングジム1日体験レポート」。登場するのは将棋講座の名コンビ、先崎八段と北尾女流初段。先崎八段の趣味がボクシングというのは有名なようですが、全く将棋には関係無いように思われる企画なので意表を突かれましたね。さすがの北尾さんもいきなりの縄跳びはキツそうです。

NHK杯戦の観戦記では中倉彰子女流初段(中倉姉妹のお姉さん)による記事がありました。あっこさんの登場は何だか珍しい気がしますが、ファンの一人としてはもっと登場して欲しいところです。

そして掲載されている1月前半のNHK杯戦の放送予定は以下の通り。

1月 3日  NHK杯の放送はありません。
1月10日  真田真隆九段-山崎隆之七段(解説:野月浩貴七段)
1月17日  羽生善治NHK杯-先崎学八段(解説:森下 卓九段)

トーナメントも佳境に入り興味深いカードが続きますが、注目の一つはやはり羽生NHK杯(四冠)の対局でしょうか。

Kouza1001 ◇将棋講座テキスト1月号。表紙は深浦康市王位。オーソドックスなシブイポーズで写っている。別冊付録は”なるほど3手詰V(蛸島彰子女流五段)”。

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局地戦闘機紫電改(紫電二一型)

たまたま入った書店で見かけたのが、例の”日本陸海軍機大百科”の第6号。何と私の好きな紫電改の登場ではありませんか。零戦に続いて衝動買いです。

この紫電改、正式には紫電二一型と呼ばれる旧日本海軍の局地戦闘機。

ご存じのようにフロートの付いた水上機「強風」→陸上機の「紫電」(エンジンも"火星"から"誉"に変更)→「紫電改」(中翼から低翼へ変更)という変遷をたどった個性的な機体です。元々は水上機の「強風」ですが、結果的にほぼ全面的な再設計になった戦闘機だといえます。

技術的には世界初と思われる、水銀式センサーを使った自動空戦フラップが特徴ですね。

4トンを越える大型機なので、旋回性能を向上させるために採用されたアイデアですが、マガジンによるとこのフラップの効果で戦果を挙げた、という回想記述はほとんど無いそうです。ちょっと意外。

ちなみに昔テレビCMでよく流れていた育毛剤の”紫電改”は、研究者の方がこの紫電改のファンだったところからネーミングされたとのこと。

Shiden_1_3 ◇紫電改こと紫電二一型。固定兵装は20mm機銃×4。機体形状もそうだが零戦とは増槽の形状や取り付け方も異なる。陸軍機の疾風などにも搭載された誉エンジンはハイスペックだが、実用性に難があった。マガジンにはスケールが記載されていないようだが、恐らく1/87スケール。

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