久保利明棋王A級に昇級へ
2月8日に行われていたB級1組順位戦、久保利明棋王と豊川孝弘七段による12回戦は、先手の久保棋王が111手で勝ち今期の通算成績を9勝2敗としました。この結果久保棋王は渡辺竜王に続き、最終戦を待たずにA級への昇級(復帰)を決めました。A級は6期目とのこと。
先手は久保棋王。三間飛車から急戦となり、後手居玉の乱戦模様の展開に。終盤になるまで先手の自陣の金銀が動かない将棋でしたが、最後に棋王が制しました。
久保棋王おめでとうございます。豊川七段お疲れ様でした。
蛇足ですが会場となった関西将棋会館は禁煙じゃないんですね。
豊川七段は愛煙家らしく、対局室の写真には空気清浄機が写っておりました。![]()
これで順位戦B級1組からA級への昇級枠の2つは、最終戦を待たずに埋まりました。大方の予想通りタイトルホルダーの昇級になりましたね。竜王と棋王の影に隠れる格好になりましたが、竜王とは同門で今期一期目の松尾七段も8勝3敗と大活躍。最終戦が楽しみです。
◇投了図。インタビューによると久保棋王が勝ちを意識されたのは、83手目▲7七桂とのこと。
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