第22期竜王戦第4局渡辺竜王が四連勝で6連覇
11月25日から岐阜県下呂市の水明館で行われていた第22期竜王戦、渡辺明竜王と森内俊之九段による7番勝負の第4局は、26日午後4時54分渡辺竜王が93手で勝ち4連勝となり防衛。この結果竜王の連覇記録を6に伸ばしました。
先手は渡辺竜王。タイトル戦ではすっかりポピュラーになった後手の”一手損角換わり”戦法から腰掛け銀に。渡辺竜王は早々に壁銀を解消するなど序盤から的確に指し手を進め、46手目で後手の封じ手となった後も、着実に指し続けて優位に進め、そのまま押し切る展開となりました。
それにしても竜王戦の渡辺竜王はとにかく強いなぁというのが実感。終わってみれば4局とも危なげのない勝ち方だったと思います。
前期は3連敗から4連勝という、タイトル戦史上空前の防衛をしたわけですが、(竜王ご自身はあまり何度も言われたくないかもしれませんが)今回の4連勝と合わせると8連勝ではありませんか。
竜王は現在順位戦で好位置につけている訳ですし、是非この調子で他の棋戦も頑張って頂きたいと思います。
関連情報は渡辺竜王のブログをご覧下さい。
◇投了図。△2二玉なら▲2三金△同玉▲3二銀以下など。消費時間は渡辺竜王が6時間3分。森内九段が7時間57分。竜王は約2時間考慮時間を残した。
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