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B級1組順位戦4回戦渡辺竜王対堀口七段

7月31日のB級1組順位戦4回戦をネットで観戦。B級1組はNHK杯戦でもおなじみの棋士の方々ばかり登場する上、タイトルホルダーが三人もいるし観戦するのはなかなか楽しいですね。

個人的に注目の対局はやはり渡辺明竜王対堀口一史座七段戦。順位戦3連勝と好調の竜王としては、分の良い堀口七段に勝ち、残りの厳しい対局に備えたいところでしょう。一方の堀口七段は5連敗の竜王に、この辺りで是が非でも勝ちたいはずです。

先手は渡辺竜王。序盤は定跡形の相矢倉に。前半はサクサク進み、同時に行われている他の対局、例えば山崎七段対久保棋王戦などは30手未満しか進んでいないのに、こちらの対局は既に70手以上指しているという早い進行でした。

穴熊に組んで桂馬を跳ね、1筋を中心に積極的に攻める先手。中盤までは渡辺竜王が優勢のように見えましたが、堀口七段も負けじとと金と馬を作り側面から攻撃する体制。

終盤大駒を切った辺りからは、どうも攻めが細くなり決め手を欠いたように見える渡辺竜王。竜王の持ち時間が1時間以上あるのに対し、堀口七段は既に1分将棋に。「時間はあるぞ。頑張れ、竜王!」とパソコンの前で応援するも、結局144手までで渡辺竜王の投了となりました。残念。竜王ご自身によるこの対局のレビューはこちら

竜王相手に意地を見せた堀口七段、1分将棋になっても落ち着いて対応していましたね。

渡辺竜王にお付き合いした・・・という訳ではないでしょうが、山崎七段対久保棋王はやはり4連勝のかかった山崎七段が敗れたため、4勝する棋士はおられず現状では3勝が3名いるという状況。今後の昇級争いはどうなるか。

他の対局でドラマチックだったのは、阿部八段対鈴木八段戦。阿部八段が勝勢と見られた将棋で、80手目で控え室の検討が打ち切られた程だったのに、なんと最後の最後で粘った鈴木八段が大逆転。124手までで阿部八段の投了となりました。劣勢でも粘ってベストを尽くせば、幸運の女神が微笑むことがあるという好例かもしれません。

敗れた阿部八段は感想戦をほとんど行わず、憮然とした表情で席を立ったとのこと。一方の鈴木八段のコメントは「うれしすぎて言葉になりません」。いやぁ、確かに正直な気持ちでしょう。

次回のB級1組の順位戦は8月28日。どんな対局になるか今から楽しみです。

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◇投了図。1分将棋になっても正確に応接した後手。5八のと金が最後まで頑張る。

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