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2009年6月

NHK杯戦7月26日放送予定の司会者

今回はいつもより早くNHKさんの公式サイトで、7月のNHK杯戦の放送予定が告知されたようです。これまでの経緯から7月に入ってからの告知だろうと予想して、昨日放送予定を投稿したんですが、毎回これぐらいのタイミングで更新してもらえると、ありがたいですね。

で、公式サイトでは何も触れられていないようですが、実はテレビ番組雑誌の月刊TVnaviの7月26日の放送予定を見ると、何故か司会者が千葉涼子女流三段になっています。ちなみに月刊ザテレビジョンには司会者の記述はありません。ちょっとしたことですが、TVnaviの方が親切な内容かな。

これって、ひょっとして矢内女王の対局の対応に関係あるのでしょうか? 同日解説担当の渡辺竜王ならご存じかも。

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NHK杯テレビ将棋トーナメント7月の放送予定

たまたまテレビ番組雑誌を入手したので、7月のNHK杯戦の放送予定が分かりました。

ソースは「月刊ザテレビジョン」です。

○7月5日 1回戦第14局
松尾 歩 七段 VS 阿久津 主税 七段 
解説:森内 俊之 九段

○7月12日 1回戦第15局
佐々木 慎 五段 VS 佐藤 天彦 五段 
解説:阿久津 主税 七段

○7月19日 1回戦第16局
内藤 國雄 九段 VS 堀口 一史座 七段 
解説:福崎 文吾 九段

○7月26日 1回戦第17局
橋本 崇載 七段 VS 宮田 敦史 五段 
解説:渡辺 明 竜王

これを見ると阿久津七段は対局者と解説者で2週連続の登場(同日収録?)で、ちょっと珍しい。また渡辺竜王が解説者として登場します。内藤九段や橋本七段など、注目を集めそうな棋士の方々も続々登場ですね。

矢内女王の対局は8月に入ってすぐの放送かな。

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棋聖戦第3局木村八段が羽生棋聖に勝利

6月27日に愛知県豊田市で行われた第80期棋聖戦5番勝負の第3局は、先手木村八段で開始され、相矢倉の戦型から155手目までで羽生棋聖(四冠)の投了となりました。

今回はネット上で観戦。お互いがっぷり四つに組んだ定跡系の相矢倉で、8筋を中心にどんどん攻める羽生棋聖ですが、千駄ヶ谷の受け師の異名を持つ木村八段は確実な応接です。119手目の▲8七飛車は疑問手のようでしたが、最後は確実に寄せましたね。

解説陣は90手を過ぎた辺りから先手勝勢との見解のようでしたが、その後も羽生棋聖は粘りを見せてくれました。お二人ともお疲れ様でした。名人戦から中二日の対局(同じ会場!)なので、羽生棋聖はハードスケジュールですね。

これで木村八段が2勝1敗となり、タイトルに王手がかかりました。木村八段好調ですが、羽生棋聖(四冠)も熱戦の末名人を防衛したばかり。7月9日の第4局に注目です。

090627

◇投了図。先手が確実に受けて、今回は羽生マジックならず。

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まだまだ現役?フロッピーディスク

昨夜はエースダルビッシュの快投で完封勝利の日本ハムファイターズですが、今日のデーゲームのマリーンズ戦は、八木が本塁打を浴びて嫌な展開に。最後は抑えの武田(久)が登板し5対4で辛勝です。

ご存じのようにUSBフラッシュメモリやSDカード等の普及で、すっかり見かけなくなったフロッピーディスクですが、どっこい実はまだまだ生きているんですね。

例えば私の経験では、社会保険事務所や法務局などの官公署にデジタルデータを提出する場合がそうで、レガシーデバイスのはずなのに「フロッピーディスクでお願いします。」と言われる場合があります。

これらは通常仕事上の話ですが、先日こんなことがありました。

市内の写真屋さんで免許証用の写真を撮ってもらったら、写真と一緒にフロッピーディスクでオリジナル画像を頂きました。昔はネガをもらったものですが、最近はデジタルカメラですからこうなりますね。私のマシンにはフロッピードライブが無いので、「すみませんが、USBメモリに入れて頂けませんか?」と恐る恐る尋ねたら、やんわりと拒否されてしまいました。

しかたなく、家電量販店に行きUSB接続のポータブルFDドライブを購入するはめに。

購入したのはI-O DATAさんのUSB-FDX1Aというもの。Windows XP以降のマシンだと、例によってポートに接続するだけで認識してくれるので、楽ちんです。USBブートにも対応しているのですが、面白いのは「USB2.0 Full-Speed *1/USB1.1対応」という謳い文句。*1Full-Speed とはHi-Speed(最大480Mbps)ではありません。と注釈が付いています。

要するに”いわゆる×1倍速のドライブで12Mbps対応”ということのようです。いずれにせよもともとフロッピーは、読み書き自体に時間がかかるので、使ってみても別段不満はありません。

ここでtipsを一つ。ご存じの方も多いかと思いますが、フロッピーディスクのフォーマットは素のWindows上で行うと無茶苦茶遅いので、スタート→プログラム→アクセサリ→コマンド プロンプト(DOSプロンプト)から"format a:"などと実行した方が吉です。 但し"format c:"としてはいけません。システムが飛びますので、念のため。

そう言えば我が家には昔買ったMOドライブがあるはずですが、このMOディスクもすっかり見かけなくなってしまいましたね。

Fdx1◇USB-FDX1A。102.5×142.0×17.0mm 約245g。ヤマダ電機で3,980円也。

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NHK杯戦の近藤六段対村田四段

梅雨が無いといわれる北海道ですが、ここ最近はぐずついた天気が続いており、今日は久しぶりの晴れとなりました。

6月21日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第12局。近藤正和六段と村田顕弘四段の対局でした。村田四段は成績優秀ということで予選免除。近藤六段は予選からの勝ち上がりです。

近藤六段、聞けば金井恒太四段を破っての本戦出場ですが、金井四段って番組のオープニングの写真で登場されてますね?

本局の顔合わせは何となく地味な印象ですが、実は近藤六段はかのゴキゲン中飛車の元祖。その本家の近藤六段の人柄から、ゴキゲン中飛車とネーミングされたとのこと。素人の私は思わずへぇ~とボタンを押しそうになりました。(笑)

解説は中田功七段。三間飛車のコーヤンでおなじみの方です。村田四段が関西の若手四天王の1人、という矢内女王の紹介を受けて「東京の四天王はいないんですか?」とつっこんでいました。(笑) 確かに関西からは若手のプロ棋士が次々と誕生していますが、関東はそうでもないですね。

例によって今回も初手合いの対局。先手の村田四段は居飛車、後手の近藤六段は当然ながら中飛車の戦型です。先手からの角交換、5筋の歩交換と定跡系の序盤でスタート。村田四段は口をへの字に結んだまま盤面を凝視しているのが印象的。

中田七段の解説は柔らかな語り口で丁寧ですね。その解説によれば48手目の△3五角打ちから50手目の△4四角引きが好手だったとのこと。

終盤、攻める近藤六段も受ける村田四段も落ち着いた様子に見えましたが、結局102手で村田四段の投了となりました。近藤六段が中飛車の持ち味を発揮し、ペースを握った展開だったように思います。

感想戦は12分程。終盤は結構きわどい局面もあったようです。

勝った近藤六段の次の対戦相手は、藤井猛九段ですね。はたして相振り飛車の戦いとなるかどうか。

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◇投了図。終盤は両者とも落ち着いた雰囲気での進行。先手は惜しくもとどかなかった。

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名人戦第7局は羽生名人が勝ち防衛

6月23・24日に行われた第67期名人戦7番勝負の最終局は、羽生名人(四冠)が81手で郷田九段に勝ち、4勝3敗で防衛を果たしましたね。さすが羽生四冠というべきでしょうか。お二人ともお疲れ様でした。

普段週刊誌など全く買わない私ですが、日本ハムファイターズの記事目当てに今日たまたま週刊現代を購入してみたら、米長邦雄永世棋聖の連載コラムに目が留まりました。

「名棋士今昔物語(その四十八)」というコラムなんですが、局面図が登場する本格的なもので、ごく普通の総合雑誌に連載記事があるとは、将棋が想像以上にポピュラーなのに少々驚きました。

将棋連盟の会長さんとしては、様々な話が聞こえてくる米長さんですが、記事の方はなかなか興味深いものがあります。「山梨県は小さな県ですから、大した棋士は出ていないですよね。」という問いに対し、「うむ。しかし母親が甲州出身という棋士は、(幕末の実力十三段)天野宗歩、羽生善治、米長邦雄の三人がいる」と答えたとのこと。

いや、確かに質問者はどんな顔をしたらよいか困ったことでしょう。

◇下のビデオは井上慶太八段による終局前の大盤解説。
  語り口とお客さんの反応が楽しい。

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新型二足歩行ロボットKHR-3HVの発表

最近はもっぱら将棋ネタの投稿が多いのですが、ロボット関連で最近の最大の話題の一つと言えば、やはりこれ。老舗の近藤科学社から、KHR-2HVの後継機種として発表されたKHR-3HVでしょう。

写真や動画で見た外観は白黒のツートンカラーが印象的で、PLENの大型版のような感じもしました。

サイズはKHR-2HVに比較して、全高で48.56mm高く401.05mmとなり、重量は約230g程重くなり、約1,500gとのことです。

サーボモーターは新型のKRS-2552HVを採用、コントロールボードもこれまた新型のRCB-4HVを採用。ブランニューの二足歩行ロボットですね。

標準の自由度(軸数)は17ですが、サーボモーターの追加で22自由度まで拡張可能とのこと。面白いのは最初からダミーのサーボモーターが装備されており、自由度を拡張してもプロポーションやサイズが変わらないということ。重量的には若干不利な面もありますが、モーションプログラムの互換性の面では確かにメリットが大きいように思います。

発売予定は7月下旬。販売価格は119,700円とのこと。

詳細はこちら

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ターミネーター4

ターミネーター1~3は私もテレビや映画館で観てましたが、今月から4が封切られたので近くの映画館で観てきました。

今回の時代設定は近未来。スカイネット率いる機械軍対人間による抵抗軍の戦いがテーマになっているため、全体としては戦争映画の雰囲気が濃厚です。

例によってスカイネットから標的にされるジョン・コナ-が登場しますが、今回のジョン・コナーは3作目とは全く異なり、極めて精悍かつタフ。

また、今回の見どころの一つは新機軸であるハイブリッド・ターミネーターとして登場するマーカスの活躍。

そしてターミネーターといえばこの人。カリフォルニア州知事となったおなじみシュワルツネッガー氏ですが、デジタル処理で登場シーンがあります。

元々ターミネーター1は、良い意味でのB級映画といった印象があったのですが、2作目以降は、やはりお金をかけた大作といった趣が強くなってきましたね。

ターミネーターといえば、いつも結末はちょっぴりほろ苦かったり、悲しかったりするのですが、今回もまたそんな感じです。

詳細は映画館で観てのお楽しみ(やはり迫力が違います)ということになりますが、詳しいレビューはこちら。

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棋聖戦第2局は木村八段が勝利

6月19日に新潟で行われた第80期棋聖戦5番勝負の第2局は、先手羽生棋聖(四冠)で開始され、一手損角換わりから木村八段が98手で勝ちとなりました。

これで勝負は1勝1敗のタイに。木村八段はタイトル戦初勝利ですね。喜びも一入かと思います。

それと同じく19日に行われたB級1組の順位戦ですが、渡辺竜王、深浦王位、久保棋王の3人のタイトルホルダーは揃って勝利されたようです。

それにしても最近の棋戦は後手番の勝ちが際立って多いですね。本来統計上の将棋の先手後手の勝率はほぼ互角(厳密に言うと先手0.52:後手0.48ぐらい)だと記憶していましたが・・・。う~む、何故だろう?

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[書籍]札幌の秘境-ひと味違う札幌の散策ガイドブック

[更新:'09/07/02 カテゴリー分類についてを追記]

今回はこの6月に発売されたばかりの地元北海道ネタの書籍の紹介です。

「札幌の秘境」 青木由直 著 北海道新聞社

秘境というとヒマラヤやアマゾンの奥地を連想する方も多いと思いますが、この本でいう秘境は少し違っていて、

1)意外な場所(対象)で、大都会札幌で、こんなところにこんな場所や物があったのかを満たすもの。
2)無料で自由に見ることができるもので、無料ということは秘境がビジネスの対象外で広義の公共性があること。
3)考えさせられる背景があることで、単に足を踏み入れたことのない場所ではなく、歴史や世の中の仕組みが働いて思いがけないものが顔を出してくるようなもの

だそうです。この都市秘境のコンセプトのオリジナルは、同じ著者による2006年出版の「札幌秘境100選」。今回は地元の大手出版社に認められて、はれの発行ということになります。

私は続編ともいうべき「江別・北広島秘境100選」の方を持っており(以前投稿した瑞穂池の話はこの本で知って散策したものです。)、絶版状態となっていた「札幌秘境100選」の発売も期待していました。

著者の青木由直さんは北大の名誉教授。北大を定年退職後に都市秘境に着眼し、取材を始められたとのことです。要ってみれば都市秘境という概念に着目された先駆者ですね。

今回の「札幌の秘境」に登場する秘境の数は50。100ではないのは少し残念ですが、内容は建物、神社・仏閣、歴史・碑、公園・景観、山、川、生き物、科学技術、暮らしの九つのカテゴリーに分類・整理されており、好きなところから読めます。

”人影のない藻岩山平和塔”や”発寒川での自然との共生”など誰が見ても秘境感満点のものから、中には”サッカーステージを引き込む札幌ドーム”なんていうものもあります。

プロ野球日本ハム戦では4万人以上のファンが集う札幌ドームがなぜ秘境?と思ってしまいますが、ご存じのように札幌ドームはサッカーの試合にも対応していて、その際には屋外で生育している芝のサッカーステージを屋内に移動させることになり、これが多分上記3)に該当するのでしょう。

あと体裁の特徴としては、とにかく写真が豊富なこと。各ページには文章と共に平均3~4枚の写真が掲載されており、百聞は一見にしかずと言いますがなかなかビジュアルな本になっていると思います。

オールカラー205頁で1200円+税。大都市札幌の意外な側面を堪能したい方にはお薦めです。

Hikyou_a◇写真は同書の表紙。腰巻きによれば”「秘境」という修飾語がついているけれど、本書は大都市札幌の紹介本であり、本書を片手に札幌散策を行うガイドブックになりうる本と考えている。”とのこと。

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NHK将棋講座テキスト7月号

岩根女流二段の産休により順延になっていた注目のマイナビ女子オープン。本日の第1局は、先手岩根女流二段の四間飛車、後手矢内女王の居飛車持久戦模様でスタート。156手までで矢内女王の勝利となったようです。第2局は7月2日。二児のお母さんでもある岩根さんはさぞ大変でしょうが、頑張って頂きたいと思います。

恒例のNHK将棋講座テキストによる「橋本崇載の受けのテクニック教えます」の7月の講座内容を紹介しましょう。

○今月のテーマ:優れた大局観をもとう

・争点を消して受けよう・・・・・・・・・・・7月5日放送
・厚みを築こう・・・・・・・・・・・・・・・・・7月12日放送
・端攻めの対応を覚えよう・・・・・・・7月19日放送
・自陣飛車・自陣角で守ろう・・・・・・7月26日放送

中盤戦の「受け」ということですが、さすがに講座も4ヶ月目ということで、内容も高度になってきたような気がします。「争点を消して受けよう」では、争点を与えないという実生活での例えがちょっと興味深いですね。

カラー口絵とインタビュー記事に登場するのは松尾歩七段・香織女流初段ご夫妻。口絵には第34回小学生将棋名人戦の記事も掲載されています。

NHK杯戦の放送予定ですが、7月5日は松尾歩七段対阿久津主税七段、7月12日は佐々木慎五段対佐藤天彦五段の対局となっています。

Kouza0907   ◇将棋講座テキスト7月号。表紙は松尾歩七段・香織女流初段夫妻。共に所司和晴七段門下。別冊付録は”なるほど3手詰IV”。

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NHK杯戦の山崎七段対遠山四段

第67期名人戦七番勝負第6局は羽生名人が勝って、3勝3敗のタイになりましたね。これで勝負の行方は最終局にということになります。

6月14日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第11局。山崎隆之七段と遠山雄亮四段の対局でした。山崎七段は順位戦B級1組ということで予選免除。遠山四段は予選からの勝ち上がりです。

解説はおなじみの行方尚史八段。対局者のお二人とは旧知で、交流もあるということでの登場でしょう。

両者の戦績ですがこれが初手合いだそうです。活動が東西に分かれていることと、段位の違いでしょうか。

先手は山崎七段。戦型はゴキゲン中飛車の遠山四段に対し、山崎七段は居飛車穴熊になりました。

解説の行方八段は感想戦などでは寡黙な印象が強いように思いますが、さすがに解説となると饒舌ですね。司会の矢内女王に逆インタビュー。実は遠山四段と矢内女王は同学年で小学4年生以来の知り合い。デパートの将棋祭りで対局し遠山さんが優勝、矢内さんは準優勝だったとのこと。

前半は遠山四段が良いように思われましたが、▲4一飛車からの角取り辺りから先手が攻勢に転じ、▲3七角からは先手がどんどん攻める展開のように見えました。

よく粘った遠山四段ですが、結局109手で投了となりました。段位からいえば山崎七段の順当勝ちということになるのでしょうか。

感想戦の時間は11分程。非常に和やかな雰囲気で、珍しいくらい楽しそうで和気藹々とした感想戦でしたね。これも旧知の4人ならではと言うことでしょう。

勝った山崎七段。次の対戦相手は、木村八段です。

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◇投了図。△4三玉なら▲4二角成り。感想戦は和気藹々・・・って、何だか漢字クイズに出そうな熟語ですね。

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18mのガンダム完成間近!

以前に投稿させてもらったお台場の潮風公園に登場予定の18m(!)のガンダムですが、Robot Watch誌によると既に上半身と下半身が合体した姿を見せており、完成間近のようです。

写真を見るとさすがに巨大な立像だけあって、ディテールにも工夫が凝らされているようですね。またサイズがサイズですから、お台場を走るゆりかめもの中からも眺望可能とか。

いやぁ、このちょっとSFチックな風景を眺めに行きたいものです。実際には無理だと思いますが・・・。とりあえずここ蝦夷地から、地震や災害などで破損や事故など無いことを祈ります。

なお完成後の展示期間は7月11日~8月31日とのこと。

詳細はこちら

Z_gundam◇写真はお台場のRX-78タイプではなく、MSZ-006と呼ばれるZガンダム。食玩つまり菓子のオマケだが良くできている。全高90mmほど。

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こち亀と将棋 その3

時々書かせてもらっている、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(な、長い・・・)こと『こち亀』のお話ですが、前回紹介した以外の将棋ネタのこち亀を一つご紹介します。

Kochikame_a コミック159巻はずばり「将棋刑事の巻」。表紙カバーも将棋の駒の着ぐるみキャラクターとなっています。もろに将棋ネタが前面に出ていますので、これは外せない(笑)。

将棋刑事(しょうぎデカ)というのはこち亀の設定にある、警視庁特殊刑事課の特殊刑事。この特殊刑事というのは、海パン刑事とか月光刑事とか、とにかく超個性的というかあぶないスタイルの刑事ばかりで、この将棋刑事も個性的なコスチュームと支離滅裂な指揮で主人公の両さんを翻弄するというわけです。

この刑事の名前がまたすごくて、「居飛車駒損ノ介(いびしゃこまぞんのすけ)」。駒の着ぐるみのコスチュームを見て、両さん曰く「ついに・・・ここまできたか・・・終わった・・・。」と力を落としますが、詳細は読んでのお楽しみ。

作者の秋本治さんの仕事場では以前将棋がブームになっていて、マグネット将棋を2組買って食事中も指していたそうです。やはり秋本さんは将棋好きのようです。

Kochikame_b◇コミック159巻は裏表紙もやはり将棋の駒(と大原部長)。

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王座戦本戦2回戦渡辺竜王が勝利

6月10日の王座戦本戦2回戦の渡辺竜王対森内九段戦は、先手の渡辺竜王が居飛車穴熊から桂馬を跳ねる展開で勝利。記憶違いでなければ、これでお二人の対戦成績は9勝9敗のイーブンですね。

で、竜王の最近の主な棋戦の戦績を振り返ると・・・

・5月12日 第50期王位戦の挑戦者決定リーグ4回戦 対郷田九段戦(急戦矢倉)
・5月29日 同最終戦 対羽生四冠戦(相矢倉)
・6月 5日 B級1組順位戦1回戦 屋敷九段戦(一手損角換わり)

といずれも白星。羽生四冠には昨年から連勝中。好調ぶりが窺えます。

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[書籍]なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門

最近読んだ最も痛快だった本の紹介です

○「なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門」 松尾貴史 著 しりあがり寿 画PHP新書

Naze01 まずこの本のいわゆる腰巻きに書かれている”宇宙人が来るのが心配で夜も眠れないあなたへ”というキャッチコピーに思わず笑ってしまいました。本当に宇宙人が恐怖で眠れない人はまずこのような本は買わないでしょうから、のっけからシャレですね。

著者の松尾貴史氏はテレビやラジオでおなじみの方。少年時代は有数のオカルト少年だったとのことですが、逆にこの本は健全な懐疑精神から超常現象を取り扱い、無茶な事象は時に笑い飛ばすという内容で、雑誌『モノ・マガジン』に連載されていたのものを加筆・訂正したものです。

取り扱われている事象は71。定番の宇宙人、UFO、心霊写真からスプーン曲げ、開運グッズ、透視メガネ、血液型なんていうのもあります。

例えば透視メガネ、”「名作」と語り継がれるインチキ商品”、というサブタイトルがついています。かつて雑誌の広告で見かけた”ありえるはずのない”服や壁が透けて見えるというメガネですが、「えっ!?いったいどんなメガネ?」と思った人も多いのではないでしょうか。この本によると、注文して実際に送られてくるのはおもちゃのサングラスに鳥の羽を貼り付けた物だそうです。どういう事かというと、羽が透けて、羽を透かして見えるという解説してもらわないと理解不能な屁理屈。いや勉強になります。

血液型のサブタイトルは”「ただの遊び」では済まない迷信”となっています。確かに血液型占いが盛んなのは日本だけで、外国で血液型の話をすると一様に不思議がられるという話は聞いたことがありますね。

スプーン曲げにいたっては”誰でも簡単に曲げられる”とのこと。著者の松尾さん自身が曲げられるということですから、確かに詐術と断じられても仕方ない。どうせなら図解入りでスプーン曲げのやり方を解説したら、もっと面白かったのでは。

私は占いも迷信も全然信じない人間なので、この本は痛快そのものですが、逆にオカルトビリーバーの方には精神衛生上あまり良くないかも。

363頁で880円(税別)。意外に勉強になり買って得しました。

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二足歩行ロボットJO-ZEROの受付開始

日本ハムはなかなか連勝できませんね。昨夜もヤクルト相手に3対4で惜敗です。

ロボットショップのテクノロジアさんのサイトによると、姫路ソフトワークスさんの二足歩行ロボットJO-ZEROのキットと完成品の予約受付が始まったようです。

その概要は

・神矢みのる氏によるデザイン
・シリアルコマンドサーボを標準で20個採用(自由度20)
・専用マイコンボードを採用
・マイクロSDスロットを装備
・バッテリーはリチウムポリマー
・フレームはアルミニウム合金
・全長30cm
・重量800g

ぱっと見たところ確かにデザインに特徴があり、テレビの戦隊ものに出てくるヒーローロボットのような印象ですね。神矢さんというのは「プラレス3四郎」などの作品がある漫画家さんらしいですが、あいにく私はよく知りません。

完成品の価格は136,500円、キット価格は126,000円とのこと。なお専用バッテリーと充電器は別売りの模様。それとパソコンとの接続は、ロボザック同様何故かシリアルインターフェースですね。

詳細はこちら

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NHK杯戦の中川七段対北浜七段

6月7日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第10局。中川大輔七段と北浜健介七段の対局でした。北浜七段は前期順位戦B級1組ということで予選免除。中川七段は予選からの勝ち上がりです。

中川七段は今期は既に解説者として登場されていますが、相変わらず良い色に日焼けされていますね。

戦績は中川七段が6勝、北浜七段が6勝と全くの互角。解説は三浦弘行八段。ご存じのようにA級棋士の方で、素朴な語り口が特徴ですね。

先手は北浜七段。戦型は相居飛車。三浦八段の言われるように攻め将棋の北浜八段ということで、相掛かり戦に。互いに飛車を走らせてストレートパンチの応酬です。中川七段の駒音はバシバシと小気味いい。

先手が序盤に▲9五歩と端歩を突いたのは、自玉の退路を開ける意味でしょうか。

波乱は86手目の△5七桂成。本来7一の地点の飛車を、例えば△6一飛車と逃がさなければならないはずですが、あら?切るのかな・・・。87手目▲7一馬で飛車取りだ。あらら、89手目は▲6一飛車で王手成桂取り!

こういう展開ではさすがに後手は苦しい。この後よく粘った中川七段ですが、北浜七段も落ち着いた差し回しです。結局131手で中川七段の投了となりました。

感想戦の時間は5分程。中川七段は開口一番「いやぁ、こんな手(前述の▲6一飛車)はうっかりしてちゃダメだね。」と盤面を2~3度指差しました。痛恨のうっかり。さすがに失敗したなぁという表情に見えます。早指しの棋戦はこういうことがあるから怖いですね。

一方、攻め将棋の棋風と言われる北浜七段ですが、冷静で紳士的な応接が印象的です。解説の三浦八段も、後半きちんと形作りを進める指し方に感心していました。

勝った北浜七段。次の対戦相手は、現在名人戦で王手を掛けている郷田九段ですね。

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◇投了図。先手の落ち着いた後半の差し回しが印象的。

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ウイントン・ケリーのノリノリなピアノに酔う - 『ケリー・ブルー』

○『ケリー・ブルー』 ウイントン・ケリーのノリノリなピアノプレイに酔う

時折書かせてもらっているジャズの話ですが、レッド・ガーランドソニー・クラークときたら50年代を代表するジャズピアニストとして、やはりウイントン・ケリーは外せないでしょう。

しかしいざ何かアルバムを紹介しようとすると、レッド・ガーランド等と同様ちょっと悩むんですね。人気盤はすぐ思い浮かぶのですが、決定盤をチョイスしようとするとこれが難しい。

結局月並みではありますが、代表作をどれか1枚ということなら私の場合、この『ケリー・ブルー』ということになるかと思います。

ファンキーブームが頂点にあった頃の作品で、シングルトーンの独特のフレージングで勝負するケリーの人気盤。

ファンキーな表題曲の”ケリー・ブルー”や”朝日のようにさわやかに”はもちろん嫌いではありませんが、私が大好きなのはトリオ演奏による”グリーン・ドルフィン・ストリート”。

本来どちらかと言うとしっとりと演奏されることの多い、”グリーン・ドルフィン・ストリート”ですが、ここでのアップテンポな演奏は飛び切りスウインギーで、もうゴキゲン。体が自然に揺れてくる、まさにケリー独自のノリノリな世界が広がります。

ちなみにジャズトランペッターのウイントン・マルサリスは、このウイントン・ケリーがご贔屓ピアニストだったお父さんによって名付けられた・・・という話は有名ですね。

◇トリオ演奏とセクステット演奏の二つのセッションによるアルバム。ウイントン・ケリー(p) ナット・アダレイ(cor) ボビー・ジャスパー(fl) ベニー・ゴルソン(ts)ポール・チェンバース(b)ジミー・コブ(ds) 1959年2月19日 3月10日録音 Riverside

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名人戦第5局は郷田九段が勝利

注目の名人戦第5局ですが、挑戦者の郷田九段が137手で羽生名人に勝ち、3勝2敗となり名人位に王手が掛かりましたね。

今期の名人戦といえば

・観戦記者が対局中にサインを求める珍事の発生
・3時間を軽く超える長考
・難解な局面・奇手の応酬
・そのために四苦八苦する大盤解説陣

などと結構波瀾万丈だったような気がします。

注目の第6局は15、16日に行われるようですが、さぁどうなるでしょうか。

東京将棋会館での大盤解説は渡辺竜王とのことです。

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NHK杯戦の畠山七段対野月七段

5月31日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第9局。畠山鎮七段と野月浩貴七段の対局でした。畠山七段は順位戦B級1組ということで予選免除。一方の野月七段は予選からの勝ち上がりです。

実はこのお二人、今期のNHK杯戦では既に解説者として登場していますね。対戦は意外に少なく、戦績は野月七段が2勝、畠山七段が1勝だそうです。

解説は豊川孝弘七段。今回は対局者も解説者も、なぜか珍しく皆七段の方ですね。豊川七段はこれまで登場された解説者の方々とは雰囲気がひと味違う印象に感じます。どこが違うと感じるかというと、解説の内容ではなくしゃべり方。どちらかと言うと体育会系の骨太な発声で、ちょっと野球解説者の大野豊さんを思わせてくれます。

先手は野月七段。戦型は相居飛車。豊川七段の解説の通り、攻め将棋の両者ですので相掛かり戦になりましたね。本譜の場合は3六銀型というのでしょうか。

互いに丁々発止の指し合いで前半は互角の勝負に見えましたが、48手目△3九角の辺りから、後手の畠山七段が優勢のように思いました。その畠山七段、鋭いまなざしで盤面をまんべんなく注視しています。

後半は先手が懸命に防戦する展開になりましたが、結局120手で野月七段の投了となりました。

感想戦の時間は8分程。どうやら55手目▲2四歩が敗着だったようで、野月七段曰く「いやぁ、ひどい一手を指しました」ということで、ストレートに▲3四銀と攻める手が検討されていました。一方の畠山七段ですが、野月七段に攻めつぶされないように攻めまくるつもりだったとのこと。

感想戦はお二人とも終始にこやかに見えました。かくありたいものですね。

畠山七段の次の対戦相手は、深浦王位ですね。熱戦を期待しましょう。

Nhk090531

◇投了図。後半は後手が終始攻勢に。

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NHK杯テレビ将棋トーナメント6月の放送予定

NHKの公式サイトでNHK杯テレビ将棋トーナメント6月の放送予定が公表されましたね。

それによるとスケジュールは以下の通り。

○6月7日 1回戦第10局
中川 大輔 七段 VS 北浜 健介 七段 
解説:三浦 弘行 八段

○6月14日 1回戦第11局
山崎 隆之 七段 VS 遠山 雄亮 四段 
解説:行方 尚史 八段

○6月21日 1回戦第12局
近藤 正和 六段 VS 村田 顕弘 四段 
解説:中田 功 七段

○6月28日 1回戦第13局
先崎 学 八段 VS 杉本 昌隆 七段 
解説:深浦 康市 王位

しかし早いもので今日から6月。テレビのニュースでは衣替えの話題が出てますが、今月末で今年もあと残り半分ですね。

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