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2009年5月

大和証券杯最強戦の行方八段対木村八段

5月24日の大和証券杯ネット将棋最強戦は行方尚史八段と木村一基八段の対局でした。解説は島朗九段。

先手は行方八段。中盤のねばりと終盤のスピーディで正確な寄せには、克目すべきものがあると感じさせてくれる棋士です。対するのは「千駄ヶ谷の受け師」こと木村八段。一手損角換わりでスタートした居飛車戦は、98手で行方八段の投了となりました。行方八段、残念ながら一歩届きませんでしたね。

興味深かったのは感想戦での会話。

行方八段「お粗末でした。雷にうたれてきます」
島九段「かしこまりました」
って、えっ!かしこまっちゃうの? 本当に落雷にあったら大変だ(笑)

看板通りに次々と強豪棋士の方々が登場する最強戦ですが、木村八段の次の対戦相手は渡辺竜王ですね。

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【投了図】後半木村八段の受けが上回った。

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ツクモロボット王国リニューアルオープンに関連して

5月23日(土)から店舗がリニューアルオープンされたツクモROBOT王国さんですが、店長さんのブログが復活したようです。まずはご同慶の至り。

KHR-2HVの組み立て実演や店頭デモなどが行われたんですね。

あとはオンラインショップの復活が待たれるところです。

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NHK将棋講座テキスト6月号

昨日の当地の天気は快晴で夏日。一挙に初夏の気分ですが週末は平年並みの気温に戻りそうです。

恒例となってきましたが、NHK将棋講座テキストによる「橋本崇載の受けのテクニック教えます」の6月の講座内容を紹介しましょう。

○今月のテーマ:優勢を築く中盤のワザを磨こう

・歩の手筋を使おう・・・・・6月7日放送
・軽くさばいて守ろう・・・6月14日放送
・自陣を補強しよう・・・・・・6月21日放送
・離れ駒を活用しよう・・・・・・6月28日放送

将棋講座のページを開いてみると、毎回そうですが今回もまた、講師の橋本七段と聞き手の中村女流1級の似顔絵を使ったカットがインパクトがあり目を惹きます。今月号のカットのテーマは銀冠のようですね。あと既に5月の放送でも話題になっていたかと思いますが、橋本七段の愛犬の話も出てきます。かなりの愛犬家ですね。

カラー口絵とインタビュー記事に登場するのはNHK杯戦で棋譜読み上げ担当をされている一人、甲斐智美女流二段です。

あとNHK杯戦の放送予定ですが、6月7日は中川大輔七段対北浜健介七段となっています。

Kouza0906  ◇将棋講座テキスト6月号。表紙は甲斐智美女流二段。別冊付録は”なるほど居飛車穴熊”。

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NHK杯戦の増田五段対広瀬五段

業務にも使用するパソコンだと購入する際には詳しい方に相談するのも、確かに一つの手ですね。渡辺竜王は無事パソコンを更新されたようですが、こういう時は「お初!」とか言うのでしょうか。

5月17日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第7局。増田裕司九五段と広瀬章人五段の対局でした。解説は浦野真彦七段。増田五段と浦野七段は共に関西の所属棋士ということで、関西繋がりですね。

増田五段は予選からの勝ち上がり。対する広瀬五段は成績優秀で予選免除、前期はベスト8まで勝ち進んだ振り飛車党で、穴熊が得意。

東西に分かれているせいもあってか、両者の対局は少なく、今回が初手合いですね。

先手は増田五段。序盤3手目で角交換に。さあ広瀬五段はどうするかと注目しましたが、飛車を振りませんでした。角交換後に振り飛車にする手もあったかと思いますが、結局相居飛車の戦型で、角替わりから腰掛け銀。居飛車で角替わりの将棋なら先手の土俵のように思えますが、後手の広瀬五段も恐らく対局前から考えていた作戦なのでしょう。

前半は手番を握った後手が優勢のようにも見えましたが、49手目▲7七銀として浦野七段が指摘していた壁銀が解消され、▲4一銀の割り打ちの辺りから先手が攻勢に。

解説の浦野七段と司会の矢内女王のお話だと、広瀬五段は穴熊王子と呼ばれているようですね。

終盤は白熱した戦いになり、△3九飛車成とねばりを見せてくれましたが、結局155手で広瀬五段の投了となりました。

長手数になったため今回は感想戦の放送は無し。早指しの場合振り飛車党が居飛車で、居飛車党が振り飛車で勝つのは、やはり難しいのかな。

先手が勝った対局は何だか久しぶりだなと思ったら、今期のNHK杯戦では初めてですね。

増田五段の次の対戦相手は、内藤九段対堀口七段戦の勝者です。

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◇投了図。終盤は白熱した戦いに。後手はねばりを発揮したが、先手は冷静に寄せた。

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ジャズ喫茶で一世を風靡した人気盤 - 『クール・ストラッティン』

○『クール・ストラッティン』 かつてジャズ喫茶で一世を風靡した人気盤

学生時代アルバイトをして生まれて初めて買ったジャズレコードが、このソニー・クラークの『クール・ストラッティン』。ジャケットがまた男性の心を掴む印象的なデザインで、たまたまこれを見た友人に冷やかされた思い出があります。

ソニー・クラークは夭折のピアニストで、リーダー作が少ないのとケレン味の無さが災いしてか、本国米国ではほとんど知られていない存在ですが、何故か日本では『クール・ストラッティン』を知らないジャズファンは、もぐりだと言われかねなかった大人気盤です。

ソニー・クラークと言えばシンプルで明快なシングルトーンによるアドリブと、自然なスウイング感が魅力。この『クール・ストラッティン』はファンキームード一杯の表題曲が人気ですが、個人的に大好きなのは”シッピン・アット・ベルズ”。ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズとの快調なトリオ演奏部分は、この人のベストプレイの一つではないかと思います。

若きアート・ファーマーやジャッキー・マクリーンも好演しており、2管編成による50年代のモダンジャズ(いわゆるハード・バップ)として、やはり名門ブルー・ノートレーベル代表する1枚でしょう。

◇印象的なアルバムデザインだが、さすがに半世紀以上経つとさほどクールには見えないかも。ソニー・クラーク(p) アート・ファーマー(tp) ジャッキー・マクリーン(as) ポール・チェンバース(b)フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds) 1958年1月5日録音 Blue Note

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ツクモロボット王国リニューアルオープン

改装のため3月8日から臨時休業になったツクモROBOT王国さんですが、店舗の方は5月23日(土)からリニューアルオープンされるようです。

ただツクモROBOT王国 オンラインはまだ休業のままですね。こちらの方のオープンも待たれるところです。

それと、厳しい経済環境ではありますが、ゴールデンウイーク中に開店されたロボットショップも複数あるんですね。詳細はこちら

ちなみに5月8日オープンのロボットショップ「テクノロジア」の社長兼店長さんは、ツクモROBOT王国の元店長さんですね。

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王位リーグ4回戦渡辺竜王が勝利

第50期王位戦の挑戦者決定リーグの渡辺明竜王対郷田真隆九段戦は、渡辺竜王が勝ちましたね。この結果2勝2敗になって決定戦に望みをつなぎました。お疲れ様でした。いずれにしても29日(金)に最終戦があるとのこと。対戦相手は羽生四冠ですね。ご健闘を祈りたいと思います。

ところで、日本将棋連盟さんの公式ページを覗いたら「公開質問状について」という記事が出てますが、これって所属の棋士の方々はどう考えていらっしゃるのだろう?

”公開”質問状とはいえ、ホームページで公開したら当然一般のファンの目にも入る訳です。確執をかかえているのは私も以前から承知してますが、一般人の立場から見ると”名対局”ならぬ”泥仕合”の様相を呈しているように思えてなりません。

連盟さんの目的は「将棋道の普及・発展を図り、併せて国際親善の一翼を担い、人類文化の向上に寄与すること」だそうですが、こういう記事を目にしたら普及・発展ではなく、ファンは正直白けてしまいそうな気がしますが、どうでしょう。

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矢内理絵子女王が北海道のテレビに出演

NHK杯戦で司会を担当されている矢内理絵子女王ですが、将棋以外のテレビ番組に出演されていましたね。

テレビ番組といってもここ北海道でのローカル番組。HTBで毎週月曜日深夜に放送の番組”素晴らしい世界”の5月11日のトークにゲスト出演です。5月4日分にも出演されたらしいですが見逃しました。そもそも深夜番組なので、私はこんな番組があることを当日まで知りませんでした。

収録場所は札幌市内のお寿司屋さん、目隠し将棋もされていましたが、相手は素人の女性の方でしたので目隠しでも44手で余裕で勝っちゃいました。お話を聞くと、夢の中にも将棋盤が出てくるそうで、プロ棋士の場合は頭の中にも盤と駒台がしっかり再現されているんですね。

トークでは矢内さん、さすがにテレビ出演には慣れており、物怖じせずによく笑いハキハキ話す明るい印象です。服装の方は良く言えばシック、年齢を考えると例によってやはり地味な感じでした。

対局中に足が痺れませんか?という質問に対しては、対局後に痺れたと感じることはあるが、対局中は集中しているので痺れて困るようなことはないとのこと。やはりプロです。そう言えばプロの棋戦で足の痺れのため対局離脱・・・という話はあまり聞きませんね。

矢内さんは棋戦の”女王”のタイトルホルダーですが、トークの話題にも出てきましたが”賞金女王”でもあるんですね。羽生四冠は1億円プレイヤーですが、女王の賞金額は非公開。

最後に矢内さんにとって素晴らしい世界とは?という問いに対しては、「日本人なら全て将棋を指したことがあるという環境が整う世界ですね。」と答えておられました。

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画像表示のポップアップ形式が復活!

今日はほぼ一日霧雨模様。空も薄暗くて何だか気も滅入りますね。

当ブログの大家さんであるココログのお知らせを見たら、”既存の「ポップアップ(ライトボックス)で拡大画像を表示」に加えて、「ポップアップウィンドウで拡大画像を表示」を追加しました。” とあります。

ようやく以前のポップアップ形式が復活したようです。

実はこのポップアップ形式というのは元々あった自然な表示方法なのですが、ライトボックス表示というのが導入された際に使えなくなってしまい、ココログさんの一方的な仕様変更に大いに困惑した記憶があります。

そのため、当ブログでは画像表示はやむを得ず「画像へ直接リンクする」形式になっていたのですが、正直大変不便に感じていましたし、恐らくご覧になっている方々もそうだったと思います。これからはようやく、ポップアップ形式の画像表示にできるので少しほっとしています。個人的にはライトボックス表示は全く必要ない機能ですね。

とりあえずロリンズの時計の写真はアップのし直しをしておきましょう。

今後ブログ表示の仕様変更の際はユーザーの意見を反映してね。>ココログさん

Hana_1←クリックすると復活したポップアップ機能で拡大表示。ようやく当たり前の機能が復活。待ってました!

Hana_1_2 ←クリックすると問題のライトボックスで表示。慣れないと何が起こったか訳が分からない上に、画像サイズによっては、右上隅のクローズボタンを探すはめになる。

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50年代のモダンジャズを代表する1枚 - 『サキソフォン・コロッサス』

○『サキソフォン・コロッサス』 ソニー・ロリンズの代表作で50年代のモダンジャズをも代表する1枚。

Rollins 居間の壁を見て思い出しました。そう言えば掛かっているのはサキソフォン・コロッサス、のLPジャケットを使った時計。これ実は『サキソフォン・コロッサス』の日本版の版権が日本ビクターさんにあった頃、四半世紀程前に同社のレコードキャンペーンのプレゼントに当たってもらったものです。(ご覧のように現在の物とは微妙にデザインが異なっています。)プレゼントに当選した経験なんて僅かしかありませんが、さすがにこの時は嬉しかったですね。確か『サキソフォン・コロッサス』と、既に投稿した『グルーヴィー』のジャケット時計の2種類が景品だったはずで、できれば『グルーヴィー』の方も欲しいなぁと思ったりしますが、これはちょっと欲張りか。

もっともLPだのレコードだのという言葉も今やほとんど死語ですね。

閑話休題。

ソニー・ロリンズはご存じモダンジャズを代表するテナーサックス・プレイヤー。豪快なトーンと確かなテクニック、溢れる歌心で多くのファンを魅了してきました。

中でも『サキソフォン・コロッサス』は極めつけの1枚で、彼の代表作であると同時に50年代のジャス爛熟期を代表する作品となっています。

このアルバムの特徴の一つは、楽しいカリプソリズムで始まる1曲目の”セント・トーマス”から5曲目の”ストロード・ロード”まで、もう全てが好演続きだということ。普通アルバムがあると、この曲のできは良いけれど、あっちの曲のできはどうも・・・ということが多いのですが、この『サキソフォン・コロッサス』は全曲出来が良いという希なアルバムになっている気がします。”モリタート”こと”あいくちマック”にしびれた人も多いはず。

共演者(リズムセクション)の出来も特筆物で、名盤の陰にこの人ありと言われるピアノのトミー・フラナガン、手堅いベースのダグ・ワトキンス、そして正確無比なリズムをキープするドラムのマックス・ローチとファインプレイの連続です。

ちなみにコロッサスとはかつてギリシャのロードス島にあったとされる巨人像のことだそうで、世界の七不思議の一つに数えられています。テナー・サックスの巨人、ロリンズに合わせたタイトルですね。

◇ハードパップ期を代表するジャズアルバム。ソニー・ロリンズ(ts) トミー・フラナガン(p) ダグ・ワトキンス(b) マックス・ローチ(ds) 1956年6月22日録音 Prestige

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NHK杯戦の屋敷九段対佐藤五段

5月10日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第6局。屋敷伸之九段と佐藤和俊五段の対局でした。解説は鈴木大介八段。屋敷九段はNHK杯戦ではおなじみの棋士、調べたら札幌市のご出身だそうで道産子です。佐藤五段は予選からの勝ち上がりですね。

解説の鈴木八段は振り飛車党の強豪で、やはりNHK杯戦ではおなじみの方ですが眼鏡をかけての登場。以前よりも貫禄が増してきた感じです。

両者の対局は少なく、対戦成績は佐藤五段の1勝となっています。先手は佐藤五段。戦型は先手がゴキゲン中飛車、後手が居飛車でこれは予想通り。23手目▲7八金と指したところで、屋敷九段が中座。トイレタイムでしょうか。何故か編集は無しなんですね。次の△7四銀は最近流行の戦法だそうで、序盤は定石に沿った流れで比較的穏やかな印象です。

47手目▲6四角と指す際に佐藤五段は長考、早くも考慮時間を使ってしまいました。しかし佐藤五段、後でこの▲64角は敗着級だったと悔やむことしきり。▲8五歩と指すか迷っていたんですね。感想戦では▲8五歩として飛車を走らせれば、先手良しだったとの検討がされていました。こういう話は将棋講座テキストの解説で話題になりそうです。

その後中盤は混戦模様でしたが、後半は△7二竜など上手い差し回しで後手が優勢に。96手目△7五馬で鈴木八段「目分量では第一感詰みがありそうです。」とのこと。大盤を使って寄せ手順の解説を始めました。

NHK杯戦では対局中の寄せの解説は意外に珍しいと思いますが、率直な鈴木八段らしい解説ですね。「実戦の進行を見てもらった方が・・・。」と言うので注目していたら、屋敷九段の指し手も解説通り! さすがです。「捨て駒捨て駒で詰め将棋の手順みたいですね。」とは司会の矢内女王。

結局110手で佐藤五段の投了となりました。感想戦は8分ほど、両者笑顔で和やかな雰囲気に見えました。勝ち上がった屋敷九段の次の対局相手は佐藤康光九段。またもや佐藤さんとの対戦です。

蛇足ですが司会の矢内さん、何だかいつも妙に地味な服装ですね。将棋講座のハッシーといい、最近のNHKさんはどうも将棋番組のレギュラー出演者の身なりに無頓着なようです。今回は特に黒ずくめのファッションで、まるで年配の女性がお通夜に出席するような格好。少々驚きました。春らしく明るいコーディネートにした方が素敵だと思うのですが、どうでしょう。

Nhk090510

◇投了図。以下▲2八香、△2五桂、▲2六玉、△3五金、▲1五玉、△2四銀、▲1四玉、△2二桂で詰みとなる。

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可愛らしいタッチのジャズピアノで寛ぐ - 『グルーヴィー』

前回『カインド・オブ・ブルー』の投稿をさせてもらった勢いで、ジャズアルバムの話を続けていきます。以降投稿下に登場するAmazonへのリンクは、ジャケット写真と曲名紹介のつもりですので、ご勘弁下さい。

○『グルーヴィー』 体が思わず揺れるレッド・ガーランドのピアノトリオ演奏

スウインギーでリラックスしたジャズを楽しみたいのなら、やはりピアノトリオによる演奏が外せないでしょう。

レッド・ガーランドは50年代半ばにマイルス・デイビスグループに参加していたピアニスト。可愛らしいタッチのピアノサウンド(通常よりオクターブ上のキーを多用)が特徴で、日本でも大変人気にある人ですね。

カクテルピアニストだとか演奏ルーティンがワンパターンだとかと揶揄されることもあるのですが、逆に言うと安心して聴けるのも事実。

プレステッジ系のレーベルを中心にリーダーアルバムも数多いのですが、代表作をどれか1枚ということなら、やはり『グルーヴィー』でしょう。中でも極めつけは1曲目の”Cジャム・ブルース”。リラックスしたシングル・トーンのソロ、そしてお馴染みのブロックコードとオクターブ奏法によるアクセント。日本人好みの起承転結を踏まえた構成で、かつ寛ぎに溢れた演奏。ポール・チェンバースのピッチカートソロもバッチリ決まってかっこいい。

そして壁の落書きを使ったジャケットのデザインも秀逸。50年代のモノクロ印刷なので一見ぱっとしないかもしれませんが、この意匠を現在の技術で印刷したら想像よりインパクトのありそうなものになりそうです。

ワインでも飲みながら体でリズムをとって楽しく聴きたい、そんなアルバムがこの『グルーヴィー』ではないかと思います。

◇壁の落書きを使ったジャケットデザインが印象的。レッド・ガーランド(p) ポール・チェンバース(b) アート・テイラー(ds) 1956年12月14日~57年3月22日、8月9日録音 Prestige

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i-SOBOT:キャンペーンの締め切りは5月10日

当ブログでは取り上げていませんでしたが、ミズノ社のゴルフクラブを購入してバーコードを送ると、抽選で150名にオリジナルカラーのi-SOBOTが当たるキャンペーンが行われているようです。

締め切りは5月10日(日)となっています。もうすぐですね。ミズノ社のクラブユーザーの方はチェックしてみてはいかがでしょう。

製品版のi-SOBOTと異なるのは胸部のカラーリングのみとのこと。詳細はこちら

あいにく私はゴルフをしませんので、残念ながら最初から参加は無理ですね。

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『こち亀』で読むエンタメ史 両さんの時代

今回はごく最近読んだ新刊の紹介です。

○『こち亀』で読むエンタメ史 両さんの時代 秋本治 著 ホーム社/集英社

・33年間の連載で取り上げられた話題が続々登場する異色のエッセイ集。

33年間続く『こち亀』(少年誌の連載最長記録を更新中)こと「こちら亀有公園前派出所」ですが、この本は作品に登場した商品やブームを、著者の秋本治氏がコメントを付けて紹介するというもの。表紙を見るとおなじみの漫画かと思ってしまいますが、実は「こち亀」のカットが付いたエッセイになっているという、スピンオフ本となっています。

取り上げられている商品や話題の数は82。まんが月刊誌から始まり、オープンリール・テープレコーダーとかモノクロテレビ、ジュース自動販売機、即席ラーメン、野球盤、コンビニエンス・ストア、Windows 95なんていうのもあります。懐かしいアイテムのオンパレード。33年間もの連載ですから話題は多岐に渡っていますね。

今や必需品となった携帯電話などはボリュームがあるため、パート1とパート2に分けられていますし、当ブログにも関連するものでは人型自立二足歩行ロボットやAIBOなんていうのも登場します。

著者の秋本さんとはほぼ同世代ですので、個人的には懐かしい話題が満載。さらにコミック本も購入させてもらっているので、「そう言えばこの商品はこういうストーリーで使用されたいたなぁ。」とそちらの方も懐かしく、一粒で二度美味しい本となっています。でも、ちびっ子達はこういう本に関心があるのかな。

あと構成上の特徴として、好きなところから気楽に読めちゃうのがこの手の本の良いところですね。

几帳面で知られる秋本さんですが、作品を書く際には取材に出かけることも多々あり、その裏話なども書かれており、興味深いものがあります。また掲載されてい各キャラクターのカットも33年間もスパンがあると、時代によってタッチが微妙に違っていてこちらの方も楽しめるかと思います。

ジュース自動販売機で思い出したのは、小学生の私が初めて缶ジュースを飲んだ時のことです。今は亡き父から缶ジュースをもらったのですが、これがすぐには飲めない。当時は今の缶ジュースのようにプルトップ式ではないので、付属の缶切りで穴を開けなければならないんですね。しかも穴を一つ開けてもさっぱりジュースが出ません。もう一つ空気穴を開けなければならないんです。父に教えてもらって飲んでみたら、いやその不味さにビックリ。 実はそのジュース、生まれて初めて飲んだトマトジュースだったんです。低学年の私はジュースと聞いて、甘い水のようなものを想像していましたから、ドロリとしたしょっぱいものが口に入ったので非常に驚きました。今でも状況をはっきり記憶しているぐらいですから、これは結構衝撃的な経験でした。

という具合に一定の年齢層の方にとっては、いろいろと懐かしい記憶がよみがえって来る本だと思います。

206ページで1,200円。ずばり団塊の世代向けでしょうか。

Ryousan1◇連載最長不倒記録を続ける『こち亀』。作者はおなじみ秋本治氏だが、この本はコミックではなくてエッセイ集。

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公式サイトでRZ-1モーション改良プログラムの提供開始

週刊ロボザックの公式サイトでRZ-1モーション改良プログラムの提供が開始されましたね。

告知によると提供される改良プログラムは次の5本。

「無線タッチサウンド2009.bas」
「無線胸光サウンド2009.bas」
「無線足裏光2009.bas」
「赤外線20関節2009.bas」
「赤外線20関節(S)-2009.bas」→ RZ-1の上半身の揺れが大きくなっている場合はこちらをお試しくださいとのこと。

その狙いは拡張股関節を追加したロボザックをより安定して動作させるため。プログラム名に2009と付くのが、必殺仕事人のようで何だかすごいような気がします。

とりあえずソースを覗いてみたら、例によってプログラムヘッダーに'Mugen-Kobo Co,.Ltdとありますが、問題無いのかなぁ? 実際に夢現工房さんの著作なら問題は無いと思いますが・・・。

でも週刊ロボザックが完結して半年ほど経過しましたが、サポートを続けてもらえるのはやはり嬉しいですね。

あとは今度こそ大きな不具合が無いことを期待します。

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ROBO-Qの新バリエーション

タカラトミー社から発売されているROBO-Qに、現行の4種類のデザインに加えて新デザインが2種類加わるようです。

追加されるのはT/Fムービー オプティマスプライムと同バンブルビー。5月30日に発売予定とのこと。えっ?オプティマスプライムって何?と最初思いましたが、どうやら映画「トランスフォーマー」のキャラクターがモチーフになっているようですね。

下記リンク画像を見ると、何だか突起の多いデザインに思われます(笑)。参考価格は4,200円と少々高め。

トランスフォーマーの熱心なファンの方がターゲットでしょうか。それは良いのですが、肝心のタカラトミー社の公式サイトには何も告知が無いのが不思議な気がします。

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NHKドラマで回想するジャズ - 『カインド・オブ・ブルー』

5月5日の22時からNHKで放送されたドラマとドキュメンタリーの「ザ・ライバル~少年サンデー・少年マガジン物語~」ですが、興味深くご覧になった方も多いのではないでしょうか。

サンデーとマガジンは今年の3月でちょうど創刊50周年とのこと。ご同慶の至り。懐かしい漫画作品も番組の中でいくつか登場しましたが、登場しなかったもので私が好きだったのはサンデーなら「サブマリン707」と「青の6号」。マガジンなら何と言っても「エイトマン」ですね。

今の少年週刊誌の構成はほぼ100%漫画ですが、60年代の頃のサンデー・マガジンは40~50%は読み物記事で、今にして思えばなかなか役立つ少年向け総合娯楽雑誌といった趣でした。漫画もさることながら、この両誌の読み物記事で少年時代の私はずいぶん雑学を憶えたように思います。

富士山の高さの3776mというのも、確か少年誌の記事で初めて知ったように記憶してます。

○静かなマイルス

で、この番組の中のバーで酒を飲むシーン。BGMにかかっている曲はマイルス・デイビスの"So What"。ジャズの帝王マイルス、個人的にトランペッターとしては必ずしも好みとは言えないのですが、この曲はジャズファンになった初期の頃に聴いていたもので、1959年の作品。ピアノとベースの静かなイントロから始まる今聴いてもフレッシュな演奏です。そうか番組の設定は1950年代末から60年代でしたね。

収められているアルバムは、いわゆる歴史的名盤と言われる『カインド・オブ・ブルー』。テーマをコードに分解してアドリブを行うというそれまでのバップスタイルから、音列に基づいてアドリブを行うモード奏法の本格的な先駆けとなったもの・・・等という能書き抜きでも心にじわじわしみこむ名演です。酒の肴に聴いても酒が実に旨い!

数あるマイルスのディスクからどれか一枚選べと言われたら、多くのジャズファン同様やはりこの『カインド・オブ・ブルー』になりそうです。

この当時のマイルス・デイビスのグループはセクステット(六重奏団)で、アルトサックスのキャノンボール・アダレイ、60年代のジャズ界を牽引することになるテナーサックスのジョン・コルトレーン、その後天才スコット・ラファロとジャズに新風を送り込むことになるピアノのビル・エバンス、ミスターベースマンのポール・チェンバース、ドラムはジミー・コブ、と彼のユニットの中でも恐らく最強のメンバーの一つだったではないでしょうか。(クインテッド時代のドラマー、フィリー・ジョー・ジョーンズも奔放で大好きですが)

そしてテレビに映るバーのセットの壁をふとみると、前述のボール・チェンバースの代表作『ベース・オン・トップ』のレコードジャケットが貼ってあったりします。そう言えばブルーノートのチェンバースなら、ソニー・クラークのアルバムに参加した演奏も好きだったなぁと回想はつきません。

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NHK杯戦の森下九段対小林六段

現在NHKの将棋講座で講師を担当されているハッシーこと橋本崇載七段ですが、言動は常識ある方のように思われますが、外見の印象が何だか講師としてのイメージから逸脱しているように思うのは私だけでしょうか? NHKのスタッフの方はどう考えているのかなぁ。せめてネクタイをするなら襟元のボタンは留めて欲しいものです。

閑話休題。

5月3日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第5局。森下卓九段と小林裕士六段の対局でした。解説は長沼洋七段。森下九段は前回の将棋講座の講師、森下システムでおなじみの居飛車党。対する小林六段は予選からの勝ち上がりで、やはり居飛車党。

解説の長沼七段は、司会の矢内さんに羽生四冠に勝った話題を振られてずいぶん嬉しそうでしたね。その長沼七段に予選で勝って本戦出場を果たしたのが、本局の小林六段です。お師匠さんは共に田中魁秀九段なので、同門ということになります。プロ棋士では他に小林宏六段という方がおられ、発音が同じなので注意が必要ですね。

先手は森下九段。戦型は予想通り相居飛車。先手が角道を止めて相矢倉です。森下九段の棋風か序盤は穏やかにスタート。カメラには将棋盤の側に置かれた森下九段の腕時計が映ってます。収録は11時頃にスタートですね。(笑)

25手目の▲4六角は本来の形から言うとやや珍しい手のよう。37手目は▲2六銀。棒銀だ。しかし後手の攻守で、肝心のこの銀はなかなか敵陣に近づけません。

対戦成績は小林六段の1勝とのこと。お二人の公式対局は1回しかないんですね。

先手がやや攻めあぐねているように見える間に、△7七歩の辺りから後手が攻勢に出て、その後は優勢に。98手目△4四飛車が後手から見て味の良い一着。攻守に効いています。

その後も後手の的確な差し回しで、結局108手で森下九段の投了となりました。早指しではどうも小林六段の方が分が良いようです。

感想戦の放送時間は10分程。森下九段、棒銀は不発でしたがいつも通りのにこやかな表情で、なごやかな感想戦でした。さあ小林六段の次の対戦相手は渡辺明竜王です。

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◇投了図。▲5五馬で王手だが、その後は詰めろが続かない。

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これは不思議Amazonでの竜王戦の本

先日当ブログでも紹介させて頂いた読売新聞社から発行されている『第21期 竜王決定七番勝負【激闘譜】』ですが、ご存じウェブストアのAmazonで中古商品が2,946円で販売されているようです。

この本最近発売されたばかりで、新品が2,100円で買えるのに中古が2,946円とはこれいかに?

ひょっとして何かプレミアでもあるのでしょうか? それにしても中途半端に高い気がしますね。そもそも新品を取り扱っていないのも不思議な気がします。何故?

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大和証券杯最強戦を観戦する

5月3日20時からの大和証券杯最強戦の渡辺明竜王対三浦弘行八段戦を観戦させてもらいました。

ネット対戦をリアルタイムで観戦するのは初めて。最初はライブ中継室に入っていたのですが、パソコンをスタンバイモードにした間に満室になってしまい、結局はじかれてしまいました。そのためもう一つの棋譜速報で観戦することに。多少時間差はあっても臨場感は味わえます。今夜はいつも観ている大河ドラマはパス。(笑)

先手は渡辺竜王。居飛車党の両者、共に矢倉囲いで慎重なスタートになりました。解説は阿久津主税七段。早指しでリアルタイムのネット解説はなかなか大変だと思いますが、阿久津七段のコメントは良い意味で適度にミーハー、それでいてツボを押さえたものでさすがだと思いました。

竜王の61手目は、歩を突いて銀が攻め上がるかというこちらの勝手な希望に反して▲5七角でした。総じて中盤までは両者共に慎重な駒運びですね。

70手目から80手目ぐらいまでは、お互いに飛車の出し入れを行う膠着状態。一時は千日手になるかと思われました。88手目△7五歩で局面が打開、本格的な闘いが始まります。その後は一進一退の攻防が続きましたが、終盤渡辺竜王の猛攻が続き、175手で三浦八段が投了。▲1一馬がカギだったようですね。さすがは前回の優勝者。

後半の攻防はなかなかスリリングで楽しませて頂きました。お三方、スタッフの方々お疲れ様でした。ちなみにネット対戦ですので渡辺竜王はご自宅からの対局です。竜王ご自身による解説はこちら

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◇投了図。中盤はしばし膠着状態。終盤は渡辺竜王の攻めが途切れず寄せきった。

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ダブルホイールマウスM-DWURSVを購入する

札幌ドームの日本ハムと西武の3連戦はついに三日続けての延長戦に。今日も12回表の2アウト満塁をしのいで、稲葉選手のサヨナラホームランでようやく決着。しかし何でこうも毎日もつれる試合展開になるのでしょうか。選手も疲れることでしょうが、付き合うファンも大変です。

閑話休題。

これまで、ごく普通のホイール付光学マウスを使用していたのですが、ここ1週間ほど調子が悪い。ホイールを動かしても、スクロールしてくれない時があるんです。それも常時スクロールしない訳ではなく、頻度で言うと10%程。気まぐれにマウスのホイールが機能しなくなるので、これはストレスが溜まります。

考えてみるとマウスの可動部分で、最も酷使されているのはホイールの部分ですね。元々安価な物を使用していたので、諦めて新しい物に替えようとショップに出かけてみました。

どうせなら縦方向だけでなく、縦横にもスクロールができるマウスにしようといろいろと見てみました。縦横スクロール対応のマウスの場合、1ホイールのものとダブルホイールの物があるようです。店頭では1ホイールの物が種類が多く、自分の手になじみそうな物もあったのですが、1ホイールで縦横対応だとホイールにかかる負担が大きく、何だか早く故障しそうで、あえてダブルホイールの物にしました。

欲を言えばもう一回りほどサイズが大きいとベターなのですが。購入したのはELECOM社のM-DWURSV。近くのベスト電器で2,780円也。ごく普通の1ホイールのものより千円ほど高価ですね。

Mouse_2b 早速使ってみることにします。Windows XPの場合、説明書の通りUSBポートに差し込むとすぐに認識して使用できるようになります。試しにエクセルで表を開いてみると、確かにサブホイールを回すと横にスクロールしてくれます。マウス本体は動かす必要がないので、これはなかなか便利。

ちなみに一太郎やエディターでサブホイールを回すと、マウスカーソルが入力画面で左右に動いてくれます。(笑) でもシフトキーを押しながらこの機能を使うと、正確な範囲選択が楽にできますね。 さらに選択したオブジェクトも左右に動かすことができ、これが意外に楽ちん。 もっとも、縦横スクロールタイプならとっくに使っているよ、という方は多そうです。

新品だけあって、この投稿を書いている際もキビキビとスクロールしてくれ快適です。

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[書籍]北海道の森と湿原を歩く

風薫る5月になりましたね。早いもので今年も3分の1が経過しました。今回は以前紹介させて頂いた「北海道鉄道駅大図鑑」に続く北海道ネタの書籍の紹介です。

○「北海道の森と湿原をあるく」 河井大輔 著 寿郎社

北海道というと”雄大な大自然”を連想される方は多いのではないでしょうか。著者の河井大輔氏は大阪生まれで19歳で札幌に移ったネイチャーフォトライター。現在は道外に在住されているようですが、以前読売新聞の北海道版に氏の自然紀行の連載があり、たまたま名前を知っていたことから、買い求めていた本です。

・緑の森の写真が満載。次々に現れる緑色が目にしみる。

この本は北海道の森と湿原を散策してみたい人のための「自然遊歩道案内」。

本書の前口上によると、著者の言う「あるく」とは登山でもウォーキングでも無く「遊歩」で、自然を「歩く・見る・聞く」ことだそうです。普通に歩けば十分もかからぬ道を、数時間をかけて味わいながら進む散歩のようなこととも書かれており、一種の浮世離れ体験ですね。

この本の構成の特徴の一つは各遊歩道毎に、見開きのカラー写真の後に地図付きの見開きの文章が続くということ。つまりページをめくる毎に交互に緑一杯の自然風景の写真が目に入る訳で、文字通り緑が目にしみるような印象です。

もう一つの特徴は掲載されている地図。単なる道しるべでは無く、このあたりには○○の花が見られるとか、シマリスが姿を現すとか各ポイント毎の見所が具体的かつ要領良く記述されていることです。

役に立つのは巻末の付録。自然散策時の服装と持ち物、危険な生き物への注意事項が丁寧に記述されています。北海道の危険な生き物と言えば、ヒグマを連想する方が多いでしょうが、トップに登場するのはスズメバチ。これは本州各地と全く同じですね。

紹介されている森と湿原のコースは105。私は生粋の道産子ですが、残念ながらこの中で実際に歩いたことのあるのは片手で数えるほどです。近くまでなら行ったことがある・・・というのは結構あるのですが。現実は浮き世にどっぷり漬かった生活をしているわけです。

不思議なのは野鳥にも造詣の深い著者なのに、広く知られたウトナイ湖のバードサンクチャリが紹介されていないこと。アクセスの良い遊歩道が整備されており、有数の野鳥の宝庫なのに何故でしょう。何か大人の事情があるのかな。

全275頁で2800円+税というのは気楽に買える値段とは言えないかもしれませんが、フルカラーということを考えるとやむ得ない価格でしょう。ビギナー向けとは言え、北海道の自然を気合いを入れて楽しみたい人向けの、ある意味専門書ですね。

掲載されているコースの中で、比較的気軽に行ける私のお薦めは石狩海岸・石狩浜。砂浜と灯台、360度開けた視界。ハマナスの咲く頃行くと最高!

Morishitsu_aMorishitsu_b◇森林の緑が一杯の表紙。本文の方も緑の写真が満載。 

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南の里緑地を歩く(ミズバショウの群生地に驚く)

4月30日は北広島市にある南の里緑地に行って来ました。南の里緑地というのはここ2年弱くらいの間に整備された、散策路のある緑地保全地区です。幹線道路のすぐ脇に入り口があり、以前から1度訪れたいと思っていましたが、ようやく行くことができました。

Minami_1 入り口から散策路に入ってまず驚かされたのは、結構な勾配の上り坂になっていること。歩いてみるとすぐ気付くと思いますが、ここの散策路はほとんど平坦地が無く、所々に階段のあるアップダウンの道を歩くことになります。

Minami_4 人によって異なると思いますが、散策する場合は普通1~2Km歩くことになるはずでイメージとしては、整備がされているとはいえ坂道が連続する山道を歩く感じになるため、あまり年配の方には向かない散策路かも知れません。実際アップダウンの繰り返しが多いためか、休憩用のベンチがあちらこちらに設けられています。(私が行った時は還暦過ぎの、ご夫婦と見受けられる方々が2組程歩いておられましたが)

Minami_2 もう一つ驚いたのは、入り口から100m程で出くわすミズバショウの群生地です。少し前に安平町の群生地について書きましたが、こちらの群生地も安平町に勝るとも劣らないというか、むしろ上回る規模です。本当は1週間から10日ぐらい前が見頃だったと思いますが、家から車で5~6分の距離の場所にこんな立派な群生地があるとは、不覚でした。ウグイスをはじめ野鳥のさえずりに心もなごみます。来年はもう少し早く来よう。(笑)

Minami_5 適度な規模で整備された散策路のある南の里緑地ですが、難点をあげるとすれば幹線道路のすぐ脇に入り口があるのですが、駐車場が狭く、普通車2台で満車になってしまうことでしょうか。

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