« ミズバショウ散策路を歩く | トップページ | ツクモロボット王国の臨時休業 »

NHK杯戦の井上八段対西尾五段

王位リーグ3回戦、渡辺竜王が勝ちましたね。この後も郷田九段、羽生四冠と強豪同士のぶつかり合いとなりますが、是非ベストを尽くして頂きたいものです。

4月12日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメントは1回戦第2局。井上慶太八段と西尾明五段の対局でした。解説は野月浩貴七段。井上八段と野月七段はNHK杯戦ではお馴染みの棋士ですね。順位戦A級復帰となった井上八段に対し、西尾五段は予選からの勝ち上がり。予選を戦う棋士の方々はテレビに映るまでが大変。

井上八段と西尾五段は今回が初手合い。上位の棋士と当たるのは、やはりなかなか難しいということですね。

先手は西尾五段。戦型は共に居飛車。両者攻め将棋らしく急戦模様。

野月七段はいつものように丁寧でよどみのない解説です。聞けば西尾五段とは家がご近所で、一緒に食事をすることもあるとか。ただ公式戦の対局は1度しかないそうです。ご近所繋がりの解説でもあるかもしれませんね。

前半から中盤は3筋を中心とした攻防が続きます。60手目の△3五銀打ちで解説の野月七段が「▲1六飛車とは逃げないでしょう。分かりませんが・・・。」と予想。しかしながら実戦は▲1六飛車。火花散る攻防ですがこの辺りが興味深いところ。

飛車と言えば後手の飛車は8二の地点から全然動きません。文字通りの居飛車です。ようやく動いたのは128手目で、王手のかかったと金取りの4二飛車。飛車の本来の役割は野球で言えばやはり4番バッターでしょう。例えて言えば4番バッターをスタメンから外し、9回裏に守備固めで使うようなもので、こういう駒運びは珍しいような気がします。

野月さんの解説は理路整然としていて△7七銀打ち等、要所要所で第一感が当たっていましたね。

一進一退のような局面が続いていたと思いますが、3六角成りの辺りから後手が優勢に見えました。結局132手で西尾五段の投了。あら、先手玉は詰めろになっているのだろうか。井上八段が優勢だったとしても、腕の見せ所と言える本格的な寄せはこれからという局面に見えたので、やや意外な投了に感じました。

ただ、手数と時間がかかったので感想戦の放送は無し。感想戦が是非見たかったのに残念。詳しい解説と棋譜は将棋講座テキストで・・・ということでしょうね。

Nhk090412

◇投了図。後手には大駒が全て揃っているが、詰め手順は不明。

|

« ミズバショウ散策路を歩く | トップページ | ツクモロボット王国の臨時休業 »

将棋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208019/44652388

この記事へのトラックバック一覧です: NHK杯戦の井上八段対西尾五段:

» NHK杯将棋 井上慶太八段 vs 西尾明五段、ベテランが新鋭を撃破 [Return to Forever]
井上慶太八段 vs 西尾明五段の対戦、井上慶太八段は前回のトーナメントでは一回戦 [続きを読む]

受信: 2009年4月15日 (水) 12時30分

« ミズバショウ散策路を歩く | トップページ | ツクモロボット王国の臨時休業 »