将棋の話題が続きましたが、3月1日に注文していたROBO-Qが到着しました。
パッケージの箱は玩具の老舗タカラトミー社らしく、手堅くまとめられている印象です。ただ、箱の正面下には”人工知能搭載”と謳っていますが、左上に”チョロQ”のロゴがあるのは、高級なのか手軽で簡便な玩具なのかよく分からず、ちょっと自己撞着のような気がします。
○同梱されている物
・ロボQ 1体
・コントローラー(IRリモコン) 1個
・取り扱い説明書 1葉
・専用ボール 1個
・プレート(パッケージ切り取り) 8枚
なお実際の使用には単3アルカリ乾電池を4本用意する必要があります。(マンガン、ニッケル水素、オキシライトは不可とのこと。)
○実際に動かしてみる
箱からロボQを取り出してみると、その印象はとにかく小さい。感覚的にはチョロQのノリで二足歩行ロボットという雰囲気はまるで希薄な感じです。(比較のため写真は清涼飲料水の缶と一緒に撮影)
コントローラー裏面の電池カバーを外し、息子から調達した(笑)単3アルカリ電池を入れます。ロボQ本体の充電もこのコントローラーを経由して行います。コントローラーの電源をONにしてロボQを充電用端子にセット。マグネットでペタリと張り付きます。
コントローラーから効果音が出てランプが点滅。しかし数秒後にランプが消えます。接触が悪いのかと再度充電しますが、やはり数秒後にランプが消えます。それなら充電はOKだろうと、本体の電源を入れてみます。
ここでちょっと戸惑いました。スライド式の電源スイッチは機体上部にあるのですが、なにせ機体本体のサイズが小さいため、当然スイッチのサイズも微小。50過ぎのオヤジの私にはオン・オフの識別が一苦労です。
小さいと言えば、取り扱い説明書の文字がまた悲しくなるほど小さくて読みづらい。このアクセシビリティの悪さは改善の余地があるのではないでしょうか。
それでもコントローラーの前進ボタンを押すとトコトコ、カタカタと動き出します。スピードは3段階調整できカタカタ、カタカタ動きますが、取り扱い説明書には「特性上、きれいに真っ直ぐ歩くことはできません。」と書いてあり、直進は苦手のようです。
あと戸惑うのはコントローラーのAUTOボタンを押して、人工知能モードにすると電源をOFFにしないと、止まらないことでしょうか。
○二足歩行ロボットと呼んでいいですか?
実際に動かしてみて感じるのはやはり、これははたして二足歩行ロボットなのだろうか?ということです。カタカタ、カタカタ動いている様子を見て思い出すのは、子供の頃遊んだ紙相撲。あの紙相撲の力士を小さくプラスチックの機体にして、自走させるとこんな感じになるのかなと思います。あるいはこれも昔遊んだ、机の上を重りを垂らして歩かせる玩具の自走版のようなもの。
同社から発売されているi-SOBOTは誰が見ても立派な二足歩行ロボット。しかもライバルの機体と比較すると極めてリーズナブルな価格になっています。
一方のこのロボQ、動いてはいるが、人型ロボットが歩いているというのとはかなり違う印象です。i-SOBOTには未来を感じさせてくれるものがあるような気がしますが、カタカタと動く、i-SOBOTの10分の1の価格のこのロボQにそのようなものを求めるのは難しいのかもしれません。
◇コントローラーの収納ボックスに収まるロボQ。充電・操作・収納と本体以上にコントローラーが大活躍。
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