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中将棋?大将棋?

またまたこち亀の163巻の話題です。

この中に渡辺竜王のブログでも書かれていますが、”中将棋の巻”という将棋の話が収録されています。

いきなり中将棋などと言うと、「えっ??それって何?」という方もおられるのではないでしょうか。実は私もこち亀を読んで中将棋なるものを初めて知りました。

普通の将棋はご存じのように9×9マスで20枚ずつの駒で対局するのですが、中将棋は12×12のマスで46枚ずつの駒を使うというもの。本将棋と違うのは取った駒は持ち駒として再利用はできないということ。この点はチェスや日本以外の将棋と同様ですね。

盤面が広く、駒の数は本将棋の倍以上。駒の種類も多くて動きを憶えるのが大変そうです。(本将棋の駒は8種類。中将棋は21種類)

盤の中央を見ると”仲人”という見慣れない駒が並んでます。「将棋盤上でお見合い???」かと思ったら、”ちゅうにん”と呼ぶ駒で、動きは歩兵に後退を加えたものだそうです。

現在の本将棋の兄貴分にあたる将棋らしいのですが、主として京阪神地方で普及していたようです。ちなみにその兄貴分には大将棋というのがあり、こちらはさらに大がかりで、15×15マスで29種類の駒を使うそうです。どうやら気軽に指せるような将棋ではなさそう。

こち亀でも大阪の婦人警官の春が、子供の頃中将棋で遊んでいて将棋が強くなったという設定になんていますね。興味のある方はこちらへ。

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