当ブログのリンク集でも紹介させてもらっている、miconoさんが開発・公開されているロボザック用ツールの1つ、RZ1Basic v0.2.9が公開されましたので、早速バージョンアップインストールをさせてもらいました。
おなじみのRZ1Basicは、週刊ロボザックから提供されるroboBASICに相当するソフト。コンスタントに機能拡張されてきており、プログラミングシミュレーターやロボリモコンが持つ機能も取り入れた総合環境ソフトになりつつあるようです。
Mac版とWindows版があり、Windows版はVistaにも対応。ご存じのように週刊ロボザックから提供されるroboBASICは、MacにもWindows Vistaにも対応していないので、読者によっては非常にありがたいソフトと言えるでしょう。
以前の投稿はv0.1.7についてでしたので、以後かなり機能拡張された点もあるのですが、さしあたって今回はv0.2.8以降の更新内容について書いてみます。
・コマンドリファレンスが新しくなった。
・行の移動機能が追加された
・コントローラー(メニューバー)に最小化・終了ボタンが追加された。
・シミュレーション再生機能が追加された。
コマンドリファレンスには、各コマンドの構文・説明・使用例が掲載されておりROBOBASICの参考書代わりにも使えそう。編集も簡単にできるのが親切ですね。しかしよく考えてみると、このコマンドリファレンスの作成だけでも随分大変だったのではないでしょうか。
行の移動というのは、私の「行番号の表示機能が欲しい」という要望から派生して付けて頂いた機能ですね。例えば”53行目のGOSUB文を変更して・・・”などという場合はあまり関係ないかもしれませんが、”530行目のGOTO文を変更して・・・”などという場合は、該当行に瞬時にジャンプしてくれますので、非常に便利で重宝すると思います。
コントローラー(メインのメニューバー)に最小化・終了ボタンの追加の件も、私の要望に応えて頂いたものです。Mac本来の流儀に従えば、最小化・終了ボタンというのは必ずしも必要なものではないかもしれませんが、Windowsにはコントローラーという概念がないので、私などはつい×ボタンを探してしまい、あえて付けて頂いた次第です。無理を言ってすみません。>miconoさん
シミュレーション再生機能は今回のバージョンアップの目玉と言える機能ですね。
例えば週刊ロボザックの公式サイトで提供されている”New基本モーション1”を読み込んで、シミュレーション再生機能を使うと、リモコンウインドウに表示されるリモコンボタン[1]のクリックで、シミュレーター画面のRZ-1がお辞儀をする、という具合です。作成したモーションプログラムの動作確認に威力を発揮しそうです。
RZ1Basicについてはもっと書きたいこともあるのですが、長くなりますのでまた別の機会にしたいと思います。
miconoさんには毎回個性的で便利なソフトを使わせて頂き感謝します。Vistaユーザーの方も感想やバグ報告などを送られると、今後の開発に反映して頂けるのではないでしょうか。
◇RZ1Basicの各ウインドウを開いたところ。IRリモコン画面のボタンをクリックすると、対応するモーションをシミュレートできる。コマンドリファレンスも非常に親切。
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