○操作した印象は賑やかで芸達者
eneloop電池を充電したら本体に装着し、コントローラー側にもアルカリ乾電池を装着したら、i-SOBOT本体背面にある電源スイッチを入れます。
電源を入れる際には、機体を平らな場所に立たせて行うようにします。次にコントローラーのスイッチを入れますが、この時チャンネルを機体のチャンネルと合わせるようにします。
例えばデフォルトでは機体側のチャンネルはBになっていますので、コントローラーのスイッチも必ずBにします。
起動するとi-SOBOTの設定は音声・効果音共ONになっており、現在の設定を音声とポーズで説明してくれます。
何も操作しないでいると、30秒・1分・2分・4分ごとにプリスリープアクションと呼ばれる動作を行い注意を惹こうとします。4分の場合、横たわってお尻をかくしぐさをしながら「暇だなぁー。お~~~い。」等とつぶやくのには笑わせられます。
ちなみに、6分間操作しないとオートスリープ状態になります。
動作モードはリモートコントロールモード、プログラムモード、スペシャルアクションモード、ボイスコントロールモードの4つに分かれており、パソコン無しで即動かせるのがi-SOBOTの特徴。
リモートコントロールモードでは、予めパンチやキックなどの演武系アクションが42,挨拶や決めポーズなどの日常系アクションが76登録されていて、すぐ楽しめるようになっています。
またスべシャルアクションモードでは、サウンドに合わせてエアーギターや寸劇、モノマネなどを披露するという芸達者ぶり。
ちなみに取扱説明書には”i-SOBOTの演武系アクションは格闘のためのものではありません。i-SOBOTどうしのバトルなどは、絶対に行わないでください。”とあります。まぁ、i-SOBOTのような機体で、ロボワンに出場するような人はあまりいないでしょう。
実際に操作してみると、それぞれのアクションには音声が入り、場合によっては効果音やBGMが付くことも多いので、かなり賑やかで陽気な雰囲気になります。人によってはうるさいと感じるかもしれません。
音声はOFFにできますが、音量の調整ができないのが非常に残念。
注目すべきはボイスコントロールモードで、これはi-SOBOTの音声認識機能を使い、いずれ将来は主流となると思われる言葉で操作するモードです。
認識できるのは、「ぜんしん」とか「こんにちは」とか10種類ほどですが、私が試した範囲では認識率はやや甘めに見て7~8割程。二、三回言い直さないと認識してくれないこともしばしばですが、価格を考えると音声認識機能があるだけでもスゴイと言うべきでしょう。
それでもやはり、「なにかおもしろいことして」と話しかけて、上手く反応して面白いアクションを見せてくれると、とても可愛いらしく感じられますね。
実際に操作して分かったのは、このi-SOBOT、カタログからも分かるように世界最小、音声認識機能搭載というハイスペックな側面と、ダンスや寸劇、モノマネを行うなど芸達者で吉本興業的な側面を併せ持つということです。
そしてi-SOBOTを操作しながら思ったのは、このような芸達者なロボットに慣れてしまうと、完成したロボザックを操作する際、物足りなさを感じてしまうのではないかということでした。
◇「アチョー!」左はカンフーキックをするi-SOBOT。
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